中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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理由を述べて説得2

 次の文章は、「小学生の日本語力 読書と辞書で育成」という投書の抜粋です。

 日本語のコミュニケーション力を育成するには、読書に力を入れるべきだ。分からない言葉があれば、辞書を引かせる。電子辞書ではなく、紙の辞書の方がいい。小学生には読書と辞書の習慣を身につけてもらいたい。
( 読売新聞 2009年10月24日朝刊 気流「小学生の日本語力 読書と辞書で育成 男性 69」)

 日本語コミュニケーション力の育成手段として、読書の習慣と辞書を引く習慣をあげています。もちろん、本は読んだほうがいいし、辞書は引いたほうがいいでしょう。しかし、コミュニケーション育成の手段には、対話、傾聴、身振り、発表、作文などいろいろあります。分からない言葉を調べる手段には、聞く、話す、辞書を引くなどがあります。とくに紙の辞書をあげているのはなぜでしょう。

 理由を示して説得しましょう。「すべきだ」は、「してください」や「しましょう」と同様に、行動を促す表現です。理由が分かると、納得し、行動する可能性が生まれるからです。

 「紙の辞書の方がいい」という意見は適切でしょうか。「広辞苑」には、紙と電子媒体があります。持ち運び、検索の速さ、見易さなどは、電子媒体のほうが使いやすい面があります。

 英語でも、「紙の辞書のほうが優れていている」という意見があります。しかし理由はあいまいです(「紙の辞書と電子辞書」参照)。

 紙の辞書を薦めているのは、国語は69歳の男性で、英語は55歳の男性です。辞書は手触りがよく、懐かしい記憶がよみがえります。単語を覚えると、辞書のページを食べる人がいました。大学時代の友人は、覚えたページの紙でタバコを巻いて吸っていました。すぐ引ける電子辞書だと、味気ないのかも知れません。


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