中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉47

 次の古文を読んで、問いに答えてみましょう。

 人のすなほならねば(人は素直でないので)、偽りなきにしもあらず(ないというわけではない)。されども、おのづから(時には)正直の人、などかなからん(どうしていないことがあろうか)。おのれすなほならねど、人の賢を見てうらやむは尋常(よのつね)なり(よくあることである)至りて愚かなる人は、たまたま賢なる人を見て、これを憎む。「大なる利を得んがために、少しきの(少しの)利を受けず、偽りかざりて名を立てんとす」とそしる(非難する)。おのれが心に違へるによりて、この嘲(あざけ)りをなすにて知りぬ(このような悪口を言うのでわかってしまう)。この人は下愚の性移るべからず(愚かな本姓の持ち主で賢く変わることができず)、偽りて小利をも辞すべからず、かりにも賢を(まね)ぶべからず。 (略) 偽りても賢を学ばんを賢といふべし
(吉田兼好 「徒然草」 群馬県高入試文より 表記一部変更)

 二重否定は肯定になります。
  偽りなきにしもあらず:ないというわけではない=ある。
 次の反語も肯定の意味です。
  正直の人、などかなからん:どうしていないことがあろうか=いる。

 次の言葉の意味は、語群のどれでしょうか。
1 至りて
2 名を立てんとす
3 学ぶべからず
4 いふべし

〔語群〕
ア まねることができない
イ いってよい
ウ きわめて
エ 名声をあげようとする

答 え












答 え

1 ウ 至りて (きわめて)
2 エ 名を立てんとす (名声をあげようとする)
3 ア 学(まね)ぶべからず (まねることができない)
4 イ いふべし (いってよい)
    偽りでも、賢人をまねるような人を賢人といってよい。


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