中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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文末を変えてみよう

 練習のために、次の文章の文末を変えてみましょう。過去形の文が続き、最後が現在形になっています。

 職業体験の一貫として、2日間、母校の小学校を訪れました。3年生を担当することになり、授業風景を教室のうしろから観察しました。
 先生は皆にわかりやすく教え、ふざけている子にはしかっていました。給食をいっしょに食べ、時には皆と楽しく遊んでいました。先生は一日中、子どもと接しているんだなと思いました。最終日には教師という仕事に対する思いなども聞かせてもらいました。
 今回、教師の楽しさをたくさん学べました。私も将来、なりたいと思います。 
(読売新聞 2010年2月15日朝刊 U−25「教職の楽しさ学ぶ」 中学生 14)

問題
 文末の変化は、文章のリズムや風格を支えると言われています。過去・現在の時制によって、文末に変化をつけてみましょう。

答え












答え

 文末を変化させるため、過去形・現在形を使い分ける例を示します。
 ・出来事を過去形、考えを現在形 (例1)
 ・過去の場面の入り口で過去形、そのあと現在形 (例2)
 ・すべて現在形 (例3)

例1: 出来事を過去形、考えを現在形にする。

 職業体験の一貫として、2日間、母校の小学校を訪れました。3年生を担当することになり、授業風景を教室のうしろから観察しました。
 先生は皆にわかりやすく教え、ふざけている子にはしかっていました。給食をいっしょに食べ、時には皆と楽しく遊んでいました。先生は一日中、子どもと接しているんだなと思います。最終日には教師という仕事に対する思いなども聞かせてもらいました。
 今回、教師の楽しさをたくさん学べました。私も将来、なりたいと思います。

例2: 場面が移ったときに過去形にし、移った時点から現在形にする。変化をつけにくいので、敬体を常体にしている。

 職業体験の一貫として、2日間、母校の小学校を訪れた。3年生を担当することになり、授業風景を教室のうしろから観察する
 先生は皆にわかりやすく教え、ふざけている子にはしかっている。給食をいっしょに食べ、時には皆と楽しく遊んでいた。先生は一日中、子どもと接しているんだなと思う。最終日には教師という仕事に対する思いなども聞かせてもらった。
 今回、教師の楽しさをたくさん学べた。私も将来、なりたいと思う。

例3: すべて現在形にする。

 職業体験の一貫として、2日間、母校の小学校に来ている。3年生を担当することになり、授業風景を教室のうしろから観察する。
 先生は皆にわかりやすく教え、ふざけている子にはしかっている。給食をいっしょに食べ、時には皆と楽しく遊んでいる。先生は一日中、子どもと接しているんだなと思う。最終日には教師という仕事に対する思いなども聞かせてもらう。
 今回、教師の楽しさをたくさん学ぶ。私も将来、なりたいと思う。

 例2の過去形・現在形の混在が多いようです。例3の現在形は臨場感がでます。


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