中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
<< October 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 古文の言葉59 | 最新へ | 熟語を使った文章105 >>

テンを打ち誤解を避ける

 新聞の投書欄に次の文がありました(かっこ内を補足しています)。

「太陽が降り注ぐ夫が望んだ場所に(お墓を)移して良かった」
(読売新聞 2010年4月20日朝刊 ひろば「移転後に夫が突然…」)

 「太陽が降り注ぐ夫」と読んだ後で、「太陽が降り注ぐ」のは場所であることがわかります。

太陽が降り注ぐ
   場所
夫が望んだ

 テン(読点)を打つ規則と照らし、わかりやすい文にしてみましょう。

1 ことばを並べる順序をきめる(度合・時間・空間)。
  (透明な袋に入った 巻貝に似た) パンを食べる。 (大小順)

2 短いことばが先になる場合、短いことばの後にテンを打つ。
 「巻貝に似た」が前にあればテンを打つ。
  巻貝に似た、透明な袋に入ったパンを食べる。

3 前のことばが後の名詞とつながり別の意味になる場合、あいだにテンを打つ。
  透明な袋に入った、巻貝に似たパンを食べる。 (袋の中はパン)



1 「太陽が降り注ぐ」と「夫が望んだ」の並びを重要度順で考えることができます。しかし、どちらが重要か不明なので、並べる順序はどちらでもよいとします。

2 短いことばの「夫が望んだ」を先にしてみましょう。短いことばの後にテンを打つので、
  夫が望んだ、太陽が降り注ぐ場所に移して良かった。
となります。文字通り理解できますね。

 テンを打たないと、「夫が望んだ太陽」と読んでしまいます。

3 長いことばの「太陽が降り注ぐ」を先にしてみましょう。「太陽が降り注ぐ」が後の「夫」とつながりやすいので、あいだにテンを打ちます。
  太陽が降り注ぐ、夫が望んだ場所に移して良かった。

 テンは、ことばの引力を抑える役割をしています。


(参考) テン(読点)を打つ練習


- | 中学からの作文・論文 ホーム | comments(0) | - | permalink

この記事に対するコメント

コメントする









中学からの作文・論文 プロセス
関連学習  コメント  メルマガ