中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉69

 次の古文を読んで、問いに答えてみましょう。

 いつのほどにかありけむ、四時四巻の歌仙(36句からなる俳諧集)あり。春秋(春秋の巻)は失せぬ。夏冬(夏冬の巻)は残りぬ。一人請うて木にゑらん(木版に彫刻して出版しよう)と言ふ。一人制していはく、この歌仙ありてやや年月を経たり、おそらくは流行におくれたらん。余笑っていはく、それが俳諧の闊達なるや(俳諧は規模が大きく、物事にこだわらないものであり)、実に(まことに)流行ありて実に流行なし、例はば(例えば)一円廊(かく)(円形の囲い)に添うて、人を追うて走るがごとし。先んずるものかへつて遅れたるものを追ふに似たり。流行の先後何をもつてわかつべけむや。ただ日々におのれが胸懐をうつし出でて、けふはけふの俳諧にして、あすはまたあすの俳諧なり。題してももすももと言へ(言い)めぐり読めどもはしなし。これこの集の大意なり。
(「日本古典集成 与謝蕪村集」 京都府高 入試文より)

 「俳諧桃季(ももすもも)ノ序」の一節です。俳諧が流行を超越していることを述べています。

A 「木にゑらん」の「木」以外を現代仮名遣いに直し、平仮名で書いてください。

B 「ももすもも」のように、「回(めぐ)り読めども端(はし)なし」になっているものを、二つ選んでください。
1 夏草や兵(つはもの)どもが夢の跡
2 梨の園に人たたずめりおぼろ月
3 池の岸雪やはや消ゆ四季の景
4 草の名は知らずめずらし花の咲く

(参考) 不易流行
 蕉風俳諧において、不易(新古を超え不変であること)のもとになるのは、流行(新しさを求める変化)であるという考え。

答 え











答 え
A 木にえらん

B 3、4
 回文(かいぶん)になっています。〔  〕は逆読みが同じ双対、【  】は左右が対称。

3. 池の岸雪やはや消ゆ四季の景
   〔いけのきし〕 【ゆきやはやきゆ】 〔しきのけい〕

4. 草の名は知らずめずらし花の咲く
   〔くさのなは〕 【しらずめずらし】 〔はなのさく〕


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