中学からの作文・論文

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推薦から一般入試へ

 「公立高校入試 学力選抜を重視」という記事をもとに、問題点とその解決策を解読してみましょう。

 和歌山県が、公立高校入試で学力選抜重視の改革を全国に先駆けて進めている。
 県は2007年度、内申書と面接で合否を決める推薦入試を原則廃止し、学力試験を課す一般入試のみとした。
 背景には、中学校や高校の教員から「推薦入試の拡大で、生徒が受験勉強をしなくなり、学力が下がった」と批判が上がり、保護者からも同調する声が出たことがあった。
 推薦入試は、偏差値重視の受験指導を改めようとして始まり、00年度、普通科でも導入。03年度の学区制撤廃を機に、人気の低い高校が入学者の早期確保を狙って推薦枠を拡大した。このため、推薦入試による入学者は06年度、全県で4割にも達していた。
 さらに、受験機会の複数化を目指し、一般入試を2月の前期と3月の後期の2回実施していたのを、09年度から、3月に一本化した。
 3月まで勉強を続けさせられる利点のほか、約半数の生徒が前期で不合格になった高校を後期で再受験し合格するため、「無意味」との批判が強まったからだ。
 結果的に受験生は「一発勝負」を強いられることに。来月10日の入試を前に、和歌山市立城東中学校では、昼休みも机に向かう3年生の姿が増えた。塾に週4日通う女子生徒(15)は「入試は1度きり。失敗できない」と緊張気味だ。
 しかし、県教委は「生徒が勉強するようになった」と喜ぶ。静岡、埼玉県も推薦入試や前後期制の廃止に踏み切った。
 教育評論家の安田理さんは「根底には学力低下に対する不安がある」とみる。学力回帰の流れは当分続きそうだ。
(読売新聞 2011年2月17日朝刊 「公立高校入試 学力選抜を重視」)

 記事の内容をもとに、問題の因果関係を図に表すことができます(問題分析)。推薦入学の拡大によって、受験勉強をしなくなり、学力が下がりました。

 学力を上げるために、受験勉強をするような手段が考えられました(目的/手段)。推薦入学を廃止し、前期・後期の一般入試を3月に一本化する方法です。上位が目的で、下位がその手段になっています。

 推薦から一般入試へ

 問題を視覚化することで、解決策を考えるヒントになります。


参考文献
読売新聞 2011年2月17日朝刊 「公立高校入試 学力選抜を重視」


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