中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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好きな季節を作文

 最も好きな季節を理由を示して作文してみましょう。

問題
 春、夏、秋、冬のうち、あなたが最も好きな季節について、あとの条件にしたがって、文章を書いてください。
条件
1.あなたが最も好きな季節と、その季節のどのようなところに心ひかれるのかが書かれていること。
2.題名や氏名は書かない。
3.原稿用紙(20字詰×15行)に300字以内で書く。 (大阪府高)


 「あなたが最も好きな季節は何ですか。それはどうしてですか」という問題です。したがって、答えは次のように構成することができます。
 私は四季のうち、〜が最も好きだ。
 それは、〜だからである。

 次の文章は、清少納言 「枕草子」の一部です。これをもとに構成例を示します。
 「春は曙。やうやう白くなりゆく山際すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」
構成例
 私は春が最も好きだ。特に明け方がいい。しだいに白んでゆく山際の空が少し明るくなって、紫がかった雲が細くたなびいているのがいいからだ。

 好きな季節や理由は人それぞれです。筆者の場合の作文例を示します。

作文例
´↓きキΝЛ┃悪鵜沖貝














 私は四季のうちで、春が最も好きだ。
 春になるとヤマメ釣りが解禁されるからだ。
産卵のため晩秋から早春まで禁漁になるので、
冬の間は毛鉤を巻き、春を待つ。
 黄緑色の木立の中を谷に降りる。川面にカ
ゲロウが舞い、捕食しようとヤマメが跳躍し
ている。清冽な流れに立ちこみ、竿を振る。
 毛鉤がふわっと水面に乗り、流れ始めたと
き、ヤマメの口の中に毛鉤が吸い込まれる。
その瞬間、竿を立てる。ぎゅんと音がして空
中の糸先に魚体がくねる。
 白い肌に、青色の小判模様が並んでいる。
鉤をはずし魚を流れにもどす。
 ウグイスが鳴き、懸崖には薄紫のツツジが
咲いている。春のこの風情がいい。

(参考) 清少納言 「枕草子」
 春は曙。やうやう白くなりゆく山際すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
 夏は、夜。月の頃は、さらなり。闇もなほ。蛍の多く飛とびちがひたる、また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。
 秋は、夕暮。夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つなど飛びいそぐさへ、あはれなり。まいて、雁などのつらねたるが、いとちひさく見ゆるはいとをかし。日入りはてて、風の音、虫の音など、はた(さらに)いふべきにあらず。
 冬は、つとめて(早朝)。雪の降りたるは、いふべきにもあらず。霜のいと白きも、またさらでも(そうでなくても)いと寒きに、火など急ぎおこして、炭もてわたるも、いとつきづきし(似つかわしい)。昼になりて、ぬるくゆるびもてゆけば、火桶の火も、白き灰がちになりて、わろし(見た目がよくない)


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