中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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読点で意味を明確にする

 テンを打つ練習をしてみましょう。次の例文を見てください〔1〕

 A 私は眠い目をこすりながら勉強する弟を励ました。

 B 父のおかげで嫌いだった読書が大好きになった。

問題
1. AとBそれぞれで、はっきりしないことは何でしょうか。

2. AとBの語句の並びを変えずに、テンを打って意味を明確にしましょう。

3. テンを打たずにAとBを改善してみましょう。

答 え









答 え
1.
A 目をこすっているのが、私か弟かはっきりしない。
B 父が原因で読書が嫌いだったのか、父の影響で読書が大好きになったのかはっきりしない。

2.

 私は眠い目をこすりながら、勉強する弟を励ました。(私が目をこすりながら
 私は、眠い目をこすりながら勉強する弟を励ました。(弟が目をこすりながら)

 父のおかげで、嫌いだった読書が大好きになった。(父の影響で読書が大好きになった)
 父のおかげで嫌いだった読書が、大好きになった。(父が原因で読書が嫌いだった)

3.

眠い目をこすりながら私は勉強する弟を励ました。(私が目をこすりながら
眠い目をこすりながら勉強する弟を私は励ました。(弟が目をこすりながら)
 ,蓮◆屐岨笋勉強する〜」とするほうが明快です。「私は」と「勉強」のつながりを切るためです。(参考のテンを打つ規則3による)

嫌いだった読書が父のおかげで大好きになった。(父の影響で読書が大好きになった)
テンを打つしかないが、語句を変えてもよい場合:
 父のおかげで嫌いだった読書が、大好きになった。(父が原因で読書が嫌いだった)
 父のせいで読書嫌いだったが大好きになった。(父が原因で読書が嫌いだった)

(参考) テン(読点)を打つ規則

1 ことばを並べる順序をきめる(度合・時間・空間)。
  (透明な袋に入った 巻貝に似た) パンを食べる。 (大小順)

2 短いことばが先になる場合、短いことばの後にテンを打つ。
 「巻貝に似た」が前にあればテンを打つ。
  巻貝に似た、透明な袋に入ったパンを食べる。

3 前のことばが後の名詞とつながり別の意味になる場合、あいだにテンを打つ。
  透明な袋に入った、巻貝に似たパンを食べる。 (袋の中はパン)



 テン(読点)を打つ練習


参考文献
1.読売新聞 2012年1月28日朝刊 「なぜなに日本語」


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