中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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手段を比較して作文

 どちらがよいか、自分の考えとその理由を書いてみましょう。

問題
 ある中学校の図書委員会で、図書室内に掲示するポスターを作ることになりました。そのポスターに書き入れることばとして、あなたは次のア、イのどちらがふさわしいと思いますか。あとの条件にしたがって、あなたがそのように考える理由を書いてください。

 ア 私 語 厳 禁
 イ しずかにしよう

条件
(1) 選んだことばを記号で書くこと。
(2) 原稿用紙(20字詰×7行)の正しい使い方にしたがい、100字以上、140字以内で書くこと。 (滋賀県高)


 問題解決のプロセスを作文に応用することができます。問題分析→目的設定→手段検討→計画立案 のうち、手段検討が作文のテーマです。目的を明らかにした上で、アとイの手段を比較・評価し、作文にします。

1 目的を明らかにする
 手段を検討する前に、目的を確かめましょう。目的は、「図書室内で他人の迷惑になるような声や音を出さないようにすること」とします。

2 手段を比較する
 「私語厳禁」と「しずかにしよう」という手段を比較します。各観点で、よいほうにをつけてみましょう。

ア 私語厳禁 イ しずかにしよう
対象 音声
説得 規則で強制 自発を促す
印象 硬い・厳しい 柔らかい・弱い
伝達 瞬時に認識 読んで理解
表記 適切 普通は、「静かにしよう。」

3 評点の高い手段を選ぶ
 が多い「私語厳禁」をふさわしい手段とします。アとイは、強制と自発の対立関係にあります。

4 作文する
 作文例を示します。構成は、「結論→イの長所と短所→アの長所→別表現の結論」となっています。

´↓きキΝЛ┃悪鵜沖貝







 アがふさわしいと考える。イは声のほかに
音も含むのでよいが、「静かにしよう。」と
いう通常の表記とは異なり分かりにくい。
 アは四字の漢字で、瞬時に認識できる。ま
た厳禁という規則を示すことによって、イの
呼びかけよりも厳しさが伝わりやすい。徹底
するには、自発よりアの強制が必要である。


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