中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉143

 次の古文を読んで、後の問いに答えてください。

 中ごろ(あまり遠くない昔)、三井寺にわりなく貧しき僧ありけり。念(おも)ひわびて(考え苦しんで)思ふよう、「かく所縁(ゆかり)のなきなめり(このように貧しくなるいわれはないようだ)。かくしも思ふ事の違(たが)ふべきかは。我、外(ほか)へ行きて、宿世(前世からの因縁)をも試みん」と思ひて、昼などは、旅姿もあやしければ、暁(あかつき)(い)で立つほどに、夜深く起き、道の程もわずらはしかるべしとて、しばし寄り伏(ふ)したる夢に、色青み、痩(や)せおとろへたる、わびしげなる冠者くわじゃ:若者)、我と同様に藁(わら)ぐつはきなど用意し、いみじう(ひどくみすぼらしく)出で立つあれ。
(「発心集」 筑波大附属駒場高校 入試文より)

 発心集(ほっしんしゅう)は、鎌倉時代の説話集で、編者は鴨長明(かものちょうめい)です。

 次のようなことが書かれています。
 はなはだ貧しい僧が思い悩んで、夜明け前に旅立とうとした。横になっていると、自分と同じように貧相な姿をした若者が夢に現れる。

A 下線の意味は語群のどれですか。
1 わりなく
2 あやし
3 わずらはし
4 わびしげなる

語群
ア やっかいだ
イ ひどく
ウ みすぼらしい
エ ふつうと違う

B 鴨長明の作品はどれですか。
ア 古事記
イ 土佐日記
ウ 方丈記
エ 太平記
オ 折りたく柴の記

答 え











答 え

1 イ ひどく
2 エ ふつうと違う
3 ア やっかいだ
4 ウ みすぼらしい

B ウ
ア 古事記 (奈良時代、太安万侶おおのやすまろ
イ 土佐日記 (平安時代、紀貫之きのつらゆき
ウ 方丈記 (鎌倉時代、鴨長明)
エ 太平記 (南北朝時代、作者未詳)
オ 折りたく柴の記 (折焚柴の記とも江戸時代新井白石あらいはくせき

(参考) 方丈記より
 ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮ぶうたかた(泡)は、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある人と、栖すみか:住か)とまたかくのごとし。


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