数学の問題にルビ
中学1年の数学のテスト問題で、漢字すべてにルビ(ふりがな)が振られていた〔1〕。
例えばこうだ。
「次 の計算 をしなさい。」
「次 の式 を解 きなさい。」
「 x の変域 を不等号 を使 って表 しなさい。」
ルビがある上記の漢字12個の学年を調べた〔2〕。結果は、どれも小学生の漢字で、平均学年は3.4年(=41/12)となっている。
出題者は、次のように考えたのではないだろうか。
・数学の学力レベルが低い。
・漢字が読めないので、数学の問題が解けない。
・簡単にルビを振るアプリケーションがある。
・ルビを振れば、数学のテスト結果が良くなる。
・内申書の点数を底上げできる。
・指導力が評価される。
数学の高校入試問題では、中学までに習う漢字も、平仮名にしている例がある。ただし、難関校では漢字を使っている。
例: 含む → ふくむ (中学)
例えば → たとえば (小4)
線を引く → 線をひく (小2)
高校入試の数学の問題文にはルビがないのが普通だ。小学生の漢字や、変域・不等号などの数学用語が読めずに、長文問題〔3〕が解けるだろうか。
参考文献
〔1〕 「第1学年 数学 後期 中間テスト」 (横浜市某中学校)
〔2〕 小中学生 漢字の学年調べ
〔3〕 中学から数学だいすき! 玉を箱に入れる
例えばこうだ。
「
「
「 x の
ルビがある上記の漢字12個の学年を調べた〔2〕。結果は、どれも小学生の漢字で、平均学年は3.4年(=41/12)となっている。
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出題者は、次のように考えたのではないだろうか。
・数学の学力レベルが低い。
・漢字が読めないので、数学の問題が解けない。
・簡単にルビを振るアプリケーションがある。
・ルビを振れば、数学のテスト結果が良くなる。
・内申書の点数を底上げできる。
・指導力が評価される。
数学の高校入試問題では、中学までに習う漢字も、平仮名にしている例がある。ただし、難関校では漢字を使っている。
例: 含む → ふくむ (中学)
例えば → たとえば (小4)
線を引く → 線をひく (小2)
高校入試の数学の問題文にはルビがないのが普通だ。小学生の漢字や、変域・不等号などの数学用語が読めずに、長文問題〔3〕が解けるだろうか。
参考文献
〔1〕 「第1学年 数学 後期 中間テスト」 (横浜市某中学校)
〔2〕 小中学生 漢字の学年調べ
〔3〕 中学から数学だいすき! 玉を箱に入れる
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