古文の言葉158
次の現代文に続く古文を読んで、問いに答えてください。
四、五人が座敷で涼んでいると、一人が「本物の赤銅(銅と金・銀の合金)は奇妙なことに百足(むかで)が恐れる」というと、見栄っ張りの男が小刀をそっと抜き、「この小柄(こづか:小刀)はすばらしい赤銅で、昔、俵藤太(大百足の退治で有名な武将)が持っていたら、弓矢がなくとも手柄を立てられたであろう」と自慢たらたらに話していると、20cm弱の百足が天井から落ちてきた
ので、人々はつと驚く。
露の五郎兵衛の「露休置土産」は、江戸時代の小噺集です。
下線の意味は語群のどれですか。
1 さいぜん
2 平らげて
3 やがて
4 ぜひなく
語群
ア しかたなく
イ そのまま
ウ さきほど
エ 討ち鎮めて
答 え
答 え
1 ウ さきほど
2 エ 討ち鎮めて(退治して)
3 イ そのまま
4 ア しかたなく
四、五人が座敷で涼んでいると、一人が「本物の赤銅(銅と金・銀の合金)は奇妙なことに百足(むかで)が恐れる」というと、見栄っ張りの男が小刀をそっと抜き、「この小柄(こづか:小刀)はすばらしい赤銅で、昔、俵藤太(大百足の退治で有名な武将)が持っていたら、弓矢がなくとも手柄を立てられたであろう」と自慢たらたらに話していると、20cm弱の百足が天井から落ちてきた
ので、人々はつと驚く。
中にも、はたらいたる(機転のきく)男、「いや、騒ぐまい。さいぜんの小柄で平らげてやりませう」といへば、心得たりと、小刀をぬいて、百足の胴中、しかと押さへければ、百足ふり返り、やがて小柄をしつかと噛みければ、ぜひなく金火箸(かなひばし)にて挟みて捨てけり。「これはこれは、正真の赤銅と承ったが、どうした事じやの」といへば、「いやいや、赤銅は正真じやが、今のは百足が、にせであらふ。吟味して(調べて)みや」 | |
( 露の五郎兵衛 「露休置土産」 静岡県高 入試文より) |
露の五郎兵衛の「露休置土産」は、江戸時代の小噺集です。
下線の意味は語群のどれですか。
1 さいぜん
2 平らげて
3 やがて
4 ぜひなく
語群
ア しかたなく
イ そのまま
ウ さきほど
エ 討ち鎮めて
答 え
答 え
1 ウ さきほど
2 エ 討ち鎮めて(退治して)
3 イ そのまま
4 ア しかたなく
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