古文の言葉169
次の古文を読んで、後の問いに答えてください。
発心集(ほっしんしゅう)は、鎌倉時代に鴨長明(かものちょうめい)によって編集された仏教説話集です。
夢中で囲碁を楽しむ二人に対し、天皇は自分の境遇を思い涙ぐみました。
下線の意味は語群のどれですか。
1 覚えける程
2 ともかくも
3 あはれなる
4 やむごとなけれ
5 口惜しき
語群
ア すばらしい
イ 思っている頃
ウ 残念な
エ 尊ぶべきだ
オ 何とも
答 え
答 え
1 イ 思っている頃
2 オ 何とも
3 ア すばらしい
4 エ 尊ぶべきだ
5 ウ 残念な
中比(なかごろ:今から遠くない頃)、市正(いちのかみ)時光と云う笙(しやう:雅楽器)吹きありけり。茂光と云う篳篥(ひちりきし:雅楽器)師と囲碁を打ちて、同し声に裹頭楽(という曲)を唱歌にしけるが(歌っていたところ)、面白く覚えける程に、内(天皇)よりとみ(急ぎ)の事にて時光を召しけり。 御使ひいたりて、此(こ)の由(よし)を云うに、いかにも、耳にも聞き入れず、只もろともにゆるぎあひて(ただ二人で体を揺らしながら)、ともかくも申さざりければ(返事をしないので)、御使ひ、帰り参りて、此の由をありのままにぞ申す。いかなる御いましめ(おとがめ)かあらんと思ふほどに、「いとあはれなる者どもかな。さほどに楽(がく)にめでて、何事も忘るばかり思ふらんこそ、いとやむごとなけれ。王位(天皇の位)は口惜しきものなりけり。行きてもえ聞かぬ事(行って聴くことができない)」とて涙ぐみ給へりければ、思ひの外になむありける。 |
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( 「発心集」 東邦大付属東邦高 入試文より) |
発心集(ほっしんしゅう)は、鎌倉時代に鴨長明(かものちょうめい)によって編集された仏教説話集です。
夢中で囲碁を楽しむ二人に対し、天皇は自分の境遇を思い涙ぐみました。
下線の意味は語群のどれですか。
1 覚えける程
2 ともかくも
3 あはれなる
4 やむごとなけれ
5 口惜しき
語群
ア すばらしい
イ 思っている頃
ウ 残念な
エ 尊ぶべきだ
オ 何とも
答 え
答 え
1 イ 思っている頃
2 オ 何とも
3 ア すばらしい
4 エ 尊ぶべきだ
5 ウ 残念な
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