中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉198

 次の古文を読み、後の問いに答えてください。

 今はむかし、ここかしこの中間(ちゅうげん)・小者(奉公人あまた一所に集まりて、をのれをのれが(それぞれの)主君のあしき事ども(など)を、たがひに語り出してそしる。その家の小者、わが主君のあしき事を語り出さんと思ひて、「これ(うち)の御屋形おやかた:ご主人)ほどなは(ほどの人は)どこにもあるまい。もはや人ではない」。 畜生ぢやといはんとして、うしろ方を見ければ、御屋形殿うしろに立ちておはしけるを見つけて、「人ではない」といひ直して、「仏ぢや。」と語りし。まことにをかしき事ながら、人の後言かげごと:陰口)をばすべていふまじき(言ってはいけない)事なり。孟子のいはく、「人の不善をいはば、まさに後の患(うれ)(憂い)をいかがすべき(どうにもできない)」といへけり。
(「浮世物語」 富山県高 入試文より)


 「浮世物語」は、江戸時代に僧・浅井了意によって書かれました。

 次のようなことが書かれています。
 奉公人たちが集まって、それぞれの主人の悪口を言う。その家の奉公人が、主人は人ではなく畜生だと言おうとして、後を見ると主人がいた。そこで「人ではない、仏ぢや」と言った。孟子は、「人の悪口を言うと、後で災いになる」と言っている。

A 下線の意味は語群のどれですか。
1 あまた
2 そしる
3 語り出さん
4 すべて

語群
ア まったく
イ 数多く
ウ 語らない
エ 話しだそう
オ 悪く言う

B 作者が」、人生の教訓として言いたかったのはどのようなことですか。本文から20字以内で抜き出して答えてください。

答 え











答 え

1 イ 数多く  (あまた: 数多)
2 オ 悪く言う
3 エ 話しだそう
4 ア まったく


人の後言をばすべていふまじき事なり。(17字)


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