中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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求められる地域の作文

 問題文を読んで作文してみましょう。

問題
 あなたは、自分が今住んでいる地域(市町村)が、今後、どのような地域になればよいと思いますか、また、そのような地域にするために、どのようなことをしていきたいですか。これらのことについてのあなたの考えを、次の資料を参考にしながら、後の条件に従って書いてください。
資料
地域が好きな理由
条件
 上の資料を見て気づいたことを交えて書く。
 どのような地域になればよいと思うか、ということについては、なぜそう考えるかという理由を書く。
 あなたが体験したことや見聞したことを交えて書いてもよい。
 段落は、内容に応じて設ける。
 文章の長さは、300字以上、400字以内とする。
 数値の書き方の例:
  52.6%  11.0%  11%
 氏名、文題は書かない。
(愛媛県高)

グラフを見て気がついたことは
13歳から29歳までで地域が好きと答えた人が回答している。
人付き合い、歴史・伝統が1割になっている。
 5割 … 家族、友だち、便利
 4割 … 愛着
 3割 … 自然環境
 1割 …人付き合い、歴史・伝統

回答からの連想
家族、友だちがいる → 地域で暮らしている
生活が便利 → 地域から通える、交通が便利、買い物ができる
愛着 → 人、環境、文化
自然環境 → ふるさと、山・川・海、公園、鳥獣虫魚(ホタル、メダカ)
人付き合い → 隣り近所、老若男女、趣味、運動、学習、清掃、防災
歴史、伝統 → 盆踊り、祭り、餅つき

地域に求められること
人口が増える。
 都会への転出が減り、地域への転入が増える。
 若い世代の家族が増え、出生率が増加する。
地域内で生活できる。
 学校、保育園、会社、商店街、病院、介護施設、鉄道、バス
豊かな環境がある。
 きれいな町並み、美しい自然や公園
地域おこしをしている。
 地域の歴史研究、特産品、行事(盆踊り、祭り、餅つき)

地域活性化で、中学生ができそうなこと
人付き合いの活性化
 特産品の開発(食品、工芸品、職人からの技術継承)
 草花や木の植栽
 地域住民との清掃、防災訓練
 スポーツ大会、発表会などを広報し、大勢の住民に参加してもらう。
歴史の掘り起し、伝統づくり
 職人や高齢者の話を聞き書きする。
 地域の歴史、先人の話、昔の写真などを編集する。
 祭り、七夕、節句、正月、お盆などの行事の様子を紹介するサイトを作る。
 ふるさと紹介をしているNHKに来てもらえるように働きかける。

住民交流、地域活性化の事例
 住民が道路沿いに草花や木を植える(ビオラ、アジサイ)。
 子どもと餅つき大会をする。
 地域で、火の用心や防災訓練をする。
 通学路に大人が立つ。
 バザーを開く。
 四季の草花の写真を高齢者に配布する。

どのような構成にするか
問題解決型の文章にする。
問題点
 調査結果は、地域で暮らす13歳から29歳の感想とみなすことができ、地域に求められていることでもある。
 地域が好きな理由として4割以上の人が、家族・友だちがいて、利便性があり、愛着がもてることを挙げている。しかし、人付き合い、歴史・伝統の豊かさの割合が1割で少ない。
解決策
 地域を活性化し、地域の人口が増えるような魅力ある地域づくりに貢献する。
 中学生は、多くの大人よりもパソコンやスマホに慣れている。
 地域の様子を「中学生の目で捉え」、情報発信する部(クラブ)をつくり、サイトを立ち上げ維持していく。
 情報発信項目例:
  各種行事、転入者紹介、地域の歴史・史蹟紹介、特産品の紹介、部活状況、高齢者のとっておきの話の口述筆記、四季の花の写真。
評価
 実現可能性の検討が必要。
 地域との交流が深まる。
 企画、取材、編集、作文、人付き合い、問題解決の能力向上。

実行プロジェクト
範囲 中学生が関わる範囲 (行政・自治会の下請け作業はしない)
費用 パソコン、通信、ブログ、HTML・画像ソフト代
時間 部活時間、日々更新
品質 部内でのレビュー、顧問の校閲、モニターの意見反映、コメント・回答の公開
組織 顧問の先生、部員
調達 部室、通信機器、パソコン、関連ソフト
リスク 偏った意見、批判、ギャル語、なれなれしい口調の回避

 作文例を示します。

作文例
´↓きキΝЛ┃悪鵜沖貝



















 調査結果は、地域で暮らす13歳から29
歳の感想とみなすことができ、地域に求めら
れていることでもある。
 地域が好きな理由として4割以上が、家族
・友だちがいて、利便性があり、愛着がもて
ることを挙げている。しかし、人付き合い、
歴史・伝統の豊かさは1割であり少ない。
 地域を活性化し、地域の人口が増えるよう
な魅力ある地域づくりに貢献するにはどうす
ればよいか。
 地域の様子を中学生の目で捉え、部活動と
して、パソコンやスマホから情報発信する方
法がある。実現性を検討し取り組みたい。
 発信情報には、各種行事、了解を得て転入
者紹介、地域の歴史・史蹟紹介、特産品の紹
介、部活の状況、高齢者のとっておきの話の
口述筆記、四季の花の写真展示などがある。
 地域の老若男女との交流が深まり、発信者
には、企画、取材、作文、編集、人付き合い、
問題解決の能力向上が期待できる。


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