中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉234

 古文 目次 >

 次の文を読んで、後の問いに答えてください。

 小河(小川)を渡れば、佐夜(さや)の中山(静岡県にある)にかかる。この山口を暫(しばら)くのぼれば、左も深き谷、右も深き谷、一峰に長き路は堤の上に似たり。両谷の梢を眼の下に見て、群鳥の囀(さへづ)りを足の下に聞く。谷の両片は、又、山高し。この間を過ぐれば、中山とは見えたり。山は昔の山、九折(つづらをり)の道、旧(ふる)きが如し。梢は新たなる梢、千条の緑、皆浅し。この所は、その名殊に聞えつる処(ところ)なれば、一時の程に、百般(ももたび)立留まりて、うち眺め行けば、秦蓋(しんかい)の雨の音(松に吹く雨音のような風)、ぬれずして耳を洗ひ、商絃(しょうげん)の風(秋風のような風)の響きは、色に非(あら)ずして身にしむ
 分けのぼるさやの中山なかなかに越えてなごりぞ苦しかりける
(「海道記」 大阪府高 入試問題文より)


 海道記は鎌倉時代の紀行文です。

A 山道が曲がりくねっている様子を表していることばを、本文中から抜き出してください。

B 色に非(あら)ずして身にしむ とありますが、これはどのようなことを表していますか。1つ選んでください。
色が変わるわけではないが、紅葉の色が風にしみ込んでいるということ。
風は色ではないが、色がしみ入るように風の音が心にしみいるということ。
秋風ではなくても、紅葉の色が心にしみ入るように思われるということ。
新緑の香りを運ぶ風に、色がしみ込んでいるように思われるということ。

C 佐夜の中山を越えていくときの筆者の心境について、次のようにまとめました。【 ア 】【 イ 】に入ることばを、本文中から抜き出してください。ただし、【 ア 】は5字、【 イ 】は3字です。

 佐夜の中山を【 ア 】ときよりも、通り過ぎて趣きのある情景の【 イ 】を惜しむときの方が、苦しくつらいものだ。

答 え












答 え
A 九折 (現代語では「九十九折」と書く)

B イ

C ア 分けのぼる   イ なごり


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