中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉240

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 次の文を読んで、後の問いに答えてください。
この場面までのあらすじ
 「水におぼれぬ秘伝」という看板を出した先生に、大勢の人々が弟子入りして教えを受けたいと申し出た。
 弟子たち、より合ひまちかけしに、暫(しばら)くありて、先生いでられ、硯(すずり)ばこを取りいだし
「扨(さて)水におぼれぬ伝と申すは、いささかのことなれども、大秘事にて候ふ。おのおの、すねをまくられよ」
 と、筆にすみをつけて、むかふずねの三里のあたりへ、よこにすぢを付け
「これより深い所へ、はいらしゃるな」
(「聞童子」 大阪府高 入試問題文より)


 「聞童子(きくどうじ)」は、江戸時代に小松百亀( ひゃっき)によって書かれました。

先生が弟子たちに話します。
弟子たちが集まったところに、先生が来て、すずり箱を取り出し、
先生 「さて、溺れない秘伝は、大きな秘密の事柄です。みなさん、すねをまくってください」
と言って、筆に墨をつけて、足の三里のあたりに横線をつけて、
先生 「これより深い所へ入ってはいけません」

A 「いささかのこと」の意味として、最も適しているのはどれですか。
難しいこと
伝えられないこと
ちょっとしたこと

B 本文の内容と合うものはどれですか。
先生は弟子たちのむこうずねに線を引き、水におぼれないようにするには線の高さよりも深い所へ入ってはならないと伝えた。
先生は弟子たちのむこうずねに線を引き、深い所へ入るときには線の高さよりも上まですそをまくれば水におぼれないと伝えた。
先生は弟子たちのむこうずねに線を引き、秘伝のまじないをかけたのでこれからは深い所へ入っても水におぼれることはないと伝えた。

答 え












答 え
A ウ
B ア

(参考) 話の根拠と類似例
 先生は、溺れないために、「これより深い所へ入るな」と、教えています。この話には根拠があります。
 川を渡るとき、深さが膝下なら渡渉可能ですが、膝上になると流されやすくなるからです。
 家が流されないための、似たような話があります。
 近年は、谷底近くにも家が建てられ、大水で流されることがあります。これを戒めるため、先人が残した石碑があります。石碑は谷の斜面にあり、刻まれていたのは、「ここより下に家を建てるな」です。


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