中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉249

 古文 目次 >

 次の文を読んで、後の問いに答えてください。
 人の心、もとより、善悪なし。善悪は、縁(周囲の状況)に随(したが)つて起こる。たとへば、人、発心して(仏道修行をしようとして)山林に入る時は、林家(林の住まい)は善(よ)し、人間(人が住むところ)は悪(あ)しと思へり。また、退心して(心が鈍って)山林を出(い)づる時は、山林は悪しと云(い)ふ。これ、即(すなは)ち決定けつぢゃう:必ず)、心に定相ぢゃうそう:一定不変の状態)無き故に、縁に随って、ともかくもなるなり。故に、善縁に逢(あ)へば心善くなり、悪縁に近づけば心悪しくなるなり。我が心、もとより悪しと思ふことなかれ。ただ善縁に随ふべきなり。
(「正法眼蔵随聞記」 愛知県高 入試問題文より)

 「正法眼蔵随聞記」(しょうぼうげんぞうずいもんき)は、曹洞宗開祖・道元の弟子が書いた鎌倉時代の語録書です。

A 下線部の「ともかくもなるなり」の意味として最も適切なものはどれですか。
 何とかしたくなるものである。
 こうしてほしくなるものである。
 どうでもよくなるものである。
 どのようにもなるものである。

B この文章の内容と一致するものはどれですか。
 人の心はよい状況に身を置くことで自然によくなるものである。
 人が生まれつきもっている悪い心が仏道修行の妨げとなる。
 よい心を保つには周囲の状況を気にせず生活する必要がある。
 仏道修行の成果は修業後の心の在り方で分かるものである。
 日頃の自分の心がけ次第で社会全体が豊かになるものである。

C この文章の内容に最も近いことわざはどれですか。
 郷に入っては郷に従え 
 類は友を呼ぶ
 人は見掛けによらぬもの
 朱に交われば赤くなる
 人の振り見て我が振り直せ

答 え












答 え
A エ

B ア

C エ
郷に入っては郷に従え (その場所の習慣ややり方に従おう)
類は友を呼ぶ (気の合った者や似た者どうしが集まること)
人は見掛けによらぬもの (外見だけでは、人の性格や行いは判断できない)
朱に交われば赤くなる (つきあう人間によって善くも悪くもなる)
人の振り見て我が振り直せ (人の行いを参考に、自分の行いを直そう)


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