中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉254

 古文 目次 >

 次の文章を読んで、後の問いに答えてください。

 ある時、牛を引きたる童(わらは:子供)の、唄など歌ひて通りければ、長年(ながとし:人名)はあと追ひ行きて、童を呼びかけいひけるには、、我をその牛に乘せて、川端まで行けかしといふに、童うけがひ答ふるやうは、御身を乗せて行くべきが、賃には何をかたまはるぞいへば、長年わが家をかへり見て、門に生ひたる松を指さして、いづれの樹なりとも、その方が望みに任すべし。とくとく(早く早く)やれといふに、童よろこびて、長年を川端まで乘せ行きたり。
 その後、三年がほどを経て、ひとりの男、童を伴なひ長年が家に來たりて、長年が父にむかひ、三年以前の約束を物がたりければ。長年、幼心の戲れなれども、かの童はこれを誠と心得、牛に乘せたる賃をはたる(取り立てる)に、いかに説きても肯(がへ)んぜず(納得しない)。いかがはせんといへば、長年が父
、これを聞くより、さもありぬべし。約束なせしにたがひなくば、切らせて遣(つかは)すべしとて、童に望ませ、門前なる大樹の松を、杣(そま:木こり)に命じて切らせ、牛飼ひにとらせけり。
 里人は。これをいひつたへ、名和が約束の松と呼びて、今にはなし伝へたり。
(「雲萍雑志」から 栃木県高 入試文より)

 「雲萍雑志」(うんぴょうざっし)は江戸後期の随筆です。

 次のようなことが書かれています。

牛を引いた童が歌などを歌いいながら通った。
長年 「その牛に乗せて川のほとりまで行ってほしい」
「乗せ賃には何をいただけますか」
長年 「私の家の門に生えた、どの松でもやろう。早く行け」
童が喜んで乗せて行った。
三年が経ち、童を連れた男がやってきた。長年の父に、三年前の約束を語った。
長年は冗談のつもりだったが、童は真に受けていたので納得しない。
長年 「どうしましょうか」
長年の父 「きっとそうであろう。約束に間違いなければ、松を切らせよう」
長年の父は、童が望んだ門前の大きな松を木こりに切らせ、牛飼いに受け取らせた。
里の人たちは、このことを言い伝え、名和の約束の松と呼んで今に話を伝えている。

問題
 長年の父の人物像として、最も適切なものはどれですか。
我が子を喜ばすためには全財産をもなげうつ子供思いの人物。
我が子が過去にとった行動に対しても責任を果たす厳格な人物。
我が子が起こした問題を当事者間で解決させる中立で公平な人物。
我が子が過去に起こした失敗を帳消しにしようとするずる賢い人物。

答 え











答 え

 イ


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