中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉255

古文 目次 >

 次の文章を読んで、後の問いに答えてください。

  伊予国松山の城下の北に山越(やまごえ)といふ所あり。この所に十六日桜とて、毎年正月十六日にはこの桜満開して見事なり。松山より花見とて群集す。
 予がかの国に遊びしは四月の頃なりしかば、花の時に遅れて見ざりき。残り多きことなり。かの国の人にこの桜の由来を聞きしに、むかし、山越の里に老人有りけるが、頼み少なくなりけるに、ただ、この谷の桜に先立ちて花をも見ずして死になん事のみをなげきて、今一たび花を見て死しなば、浮世に思い残すこともあらじなど、切に聞こえければ、その子かなしみなげきてこの桜の木の本に行きて、何とぞわが父の死し給たまはざる前に花を咲かせたまはれと、誠の心をつくくして天地に祈り願ひけるに、その孝心、鬼神(天地の神々)も感じたまひけん、一夜の間に花咲き乱れ、あたかも三月の頃のごとくなりける。この祈りける日、正月十六日なりければ、その後は今の世にいたるまでも、なほ、正月十六日に咲けるなりとぞ。
  (「西遊記」による 鹿児島県高 入試文より)

 「西遊記」は、江戸時代に橘南谿 (たちばななんけい) によって書かれた紀行・随筆です。

 次のようなことが書かれています。
 愛媛県の松山城下で、正月十六日に満開になる桜がある。
 私は四月頃、桜を見に行ったが遅かった。この十六日桜の由来を聞いた。昔、年老いた父親が死ぬ前に花を見たいと言った。その子は神々に花を咲かせてくださいとお願いした。すると三月の頃のように、正月の十六日に桜が咲き乱れた。その後も、正月十六日に咲いているという。

問題
 「残り多きことなり」 の内容として最も適切なものはどれですか。
 十六日桜の花を見るために山越に滞在できる日は残っている。
 十六日桜の花を見に山越を訪れた人々は名残惜しそうである。
 山越の十六日桜の花はまだ散ることなくそのまま残っている。
 山越の十六日桜の花を見られなかったのは残念なことである。

答 え











答 え

 エ

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