中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉258

古文 目次 >

 次の文章を読んで、後の問いに答えてください。

 (源八は)市店に至り盃(さかづき)を買ひて、その大小心にかなふを択(えら)みて、 「瑕(きず)なきや」と問ふ。市人「なし」とこたへたれば、やがて値を出(い)だし盃を懐(ふところ)にして帰りしを、妻(つらつら)見て、盃の裏の糸底に暇あるを見出だし、「かく」といへば、源八また懐にしてかのところに往(い)き、盃を返して、「何故に我を欺くぞ」 といふ。市人、過(あやま)ちを謝し、「値を返さん」といふ時、源八、「我は 欺きを受くることを欲せず、故に盃を返すなり。値ををしむにはあらず。汝は値を欲する故に 我を欺くなり。今我【 a 】を受けざれば望み足る。汝もまた【 b 】を得れば望み足れり。是(こ)れ両(ふた)つながら望み足れば、何ぞ値を返すを受けんや」といひ捨て帰る。
  ( 「続近世騎人伝」 兵庫県高 入試文より)

  「続近世騎人伝」(ぞくきんせいきじんでん)は、江戸時代に三熊花填(みくまかてん)によって書かれました。

 次のようなことが書かれています。
 源八は店で盃を買うにあたり、傷がないか店の人に確かめた。店の人はないと答える。盃を買って帰ると、妻が底に傷があるのを見つける。源八は店に戻り、なぜ自分をだましたのだ、と言った。店の人は謝罪し、お金を返すと言う。すると源八は、だまされることを望んでいない。だから盃を返す。金を惜しんでいるのではない。お前は金が欲しいのでだました。返金を受け〇ば望みが足る。お前も金を得れば望みが足りる。両方の望みがかなうので、返金は受け取らない、と言い捨てて帰った。

問題
1.  銑い琉嫐は語群のどれですか。
やがて
(つらつら)
かく
受けざれば

語群
このように
受けねば
よくよく
受ければ
そのまま

2. 空欄の【 a 】【 b 】に入る語の組合せで最も適切なものはどれですか。
 a 盃  b 過ち
 a 値  b 盃
 a 欺き  b 値
 a 過ち  b 欺き

3. 本文から読み取れる源八の人物像の説明として最も 適切なものはどれですか。
 自らの発言に責任を持つことを大切にし、他人のさ さいな失言も聞き逃さないで追及する人物。
 体面を保つことにこだわり、だまされたと感じたと きには、怒りを表情に出して抗議する人物。
 他人をいたわる心を持ち、貧しさからやむを得ず罪 を犯した者に対して、施しを与える人物。
 だまされることを嫌い、世間一般の考えから外れた 行動をとってでも、自らの考えを押し通す人物。

答 え











答 え
1.
 オ  そのまま
 ウ  よくよく
 ア  このように
 イ  受けねば

2. ウ

3. エ


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