中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉267

古文 目次 >

 次の文章を読んで、後の問いに答えてください。

 ある時、狼喉に大きなる骨を立てて、すでに難儀にお よびける折節、鶴この(よし)を見て、「御辺(あなた)はなに事を悲しみ 給ふぞ。」と言ふ。狼泣く泣く申しけるは、「我喉(のど)に大きな る骨を立て侍り。これをば御辺ならでは救ひ給ふべき人な し。ひたすらに頼み奉る。」と言ひければ、鶴(くだん)くちば しを伸べ、狼の口をあけさせ、骨をくはへてゑいやと引 きいだす。その時、【 A 】、【 B 】に申しけるは、「今よ り後、この報恩(恩返し)によつてしたしく申し語るべし。」と言ひ ければ、【 C 】怒つて言ふやうは、「なんでふ(何を言うか)。汝がなにほどの恩を見せけるぞや。汝が頚くびき:首)しやふつと食ひきらぬも 今それがしが心にありしを、助けをくこそ汝がためには報恩なり。」と言ひければ、【 D 】力におよばず立ち去りぬ
 そのごと<、 悪人に対してよき事を教ふといへども、かへつてその罪をなせり。 然りといへども、悪人に対してよき事を教へん時は、天道に対し奉りて御奉公と思ふしべし。
  (「伊曾保物語」 東京学芸大附属高 入試文より)

 伊曾保(いそほ)物語は、江戸時代に翻訳されたイソップ物語です。

問題
1.  銑い琉嫐は語群のどれですか。
折節
(よし)
(くだん)
然り

語群
事情
例の
そうである
ちょうどそのとき

2. 文中の【 A 】〜【 D 】に、鶴または狼を当てはめてください。

3. 「力におよばず立ち去りぬ」とは具体的にどのようなことですか 。 銑イ里Δ舛らーつ選んで答えてください。
相手の力になろうと思って立ち去らなかった。
相手を説得しようと思って立ち去らなかった。
相手の力には及ばないと思って立ち去らなかった。
相手を助ける力がないと思って立ち去ってしまった。
相手の力にはかなわないと思って立ち去ってしまった。

4. 「そのごとく」とはどのような 内容を指していますか。次の 銑イ うちからーつ選んで答えてください。
助けた方はこの恩を忘れないようにと言ったにもかかわらず、助けられた方 は恩など受けた覚えはないと 言ったこと。
助けた方が恩返しなどは必要ないと言ったにもかかわ らず、助けられた方はぜひ恩返しをさせて欲しいと 言ったこと。
助けられた方が恩返しをしたいと言ったにもかかわら ず、助けた方は仲良くしてくれることが恩返しになる と言ったこと。
助けた方がこれから仲良くしようと言ったにもかかわ らず、助けられた方は命があるだけでもありがたく思 えと言ったこと。
助けられた方がこれから親しくしようと言ったにもか かわらず、助けた方は生きているだけで幸せだと思え と言ったこと。

5. この話の教訓はどのようなことですか。次の 銑イ里Δ舛らーつ選んで答えてください。
悪人に良いことをしてもかえって自分がひどい目に遭 うのであれば、天の神様に訴えて悪人を処罰させた方 がよい。
悪人に正しい道を教えようとするならば、彼らに天の 神様に奉仕して自分の行いを悔い改めるようにさせる のがよい。
悪人に恩返しの気持ちを教えることができないと思う ならば、天の神様の力で悪人を改心させるようにした 方がよい。
悪人に恩を施した時は、自分に災難がふりかからな かったことがお返しだと思い、天の神様に奉仕したと思うのがよい。
悪人に恩を施した時は、必ず天の神様がその行いを見 てくれていて、最後には仲良くさせてもらえると考えるのがよい。

答 え











答 え
1.
 エ  ちょうどそのとき
 ア  事情
 イ  例の
 ウ  そうである

2.
 鶴
 狼
 狼
 鶴

3. 

4. 

5. 

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