中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文を読んで作文

小論文 目次 >

 古文を読んで作文してみましょう。

問題
 ある学級では国語の侵業で『伊曽保物語(いそほものがたり)』を学習して います。『伊曽保物語』は、古代ギリシャ十時代に作られた【イソップ物語」を翻訳したものです。動物等を主人公にした物語で教訓などが書かれています。
 この学級では、学習のまとめとして、『伊曽保物語』の 中から自分の好きな話を選び、その話が伝えよっとしていることを、話と関係の深い言葉(ことわざ・慣用句等)を用いながら紹介する活動をするニとになりました。
 【A】は、『伊曽保物語』に収めりれている話のーつである「鼠(ねずみ)の談合の事」です。
 【B】は、【A】の時の内客と関係の深い言案です。
  あなたなら【A】の話をどのよつに紹介しますか。次 の条件にしたがって紹介する文章を書いてください。
(条件)
1.  原稿用紙の正しい使い方に従い、160字以上200字以内で書く。
2.  【A】の話を読んだことがない人にも、話のあらすじが分かるように書く。
3.  【B】の言葉の中からーつを選んで文章の中で用いる。
4.  「鼠」は「ねずみ」と平仮名で書いてもよい。
【A】
 ある時、鼠(ねずみ)老若男女相集まりて僉議せんぎ:相談)けるは、「いつもかの猫といふいたづら者にほろぼさるる時、千たび悔やめども、その益(甲斐)なし。かの猫、聲(こえ)をたつるか、しからずは足音高くなどせぱ、かねて(あらかじめ)用心すべけれども、ひそかに近づきたる程(とき)に油断して取らるるのみなり。いかがはせん」といひければ、故老(年寄り)の鼠進み出でて申けるは、「詮ずる所、猫の首に鈴を付てをき侍らば、やすく知なん」といふ。皆々、「もつとも」と同心しける。「然 らば、このうちより誰出てか、猫の首に鈴を付け給はんや」といふに、上臈(地位の高い)鼠より下鼠に至るまで、「我付けん」と云ふ者なし。是によつて、そのたびの議定事終らで退散しぬ。
【B】
 絵に描いた餅
 机上の空論
 畳の上の水練
(和歌山県高)


それぞれの言葉の意味は?
絵に描いた餅…実際の役に立たないこと。
机上の空論…頭で考えただけで、実際には役に立たない考え。
畳の上の水練…理論や方法を知っていても、実際の役には立たないこと。

どのようなあらすじか?
 ねずみたちが集まって猫の対策を協議した。それは、猫が音を立てずに近づくので、油断していると捕獲されてしまうからだ。年寄りのねずみが、猫の首に鈴を付けることを提案する。皆は賛同するが、鈴を付ける者が名乗り出ず、猫対策は結論が出なかった。

どの言葉を使うか? 理由は?
絵に描いた餅
 よく知られている。
 他よりも易しくわかりやすく、イメージしやすい。

どのような構成にするか?
『伊曽保物語』の話を紹介することを伝える。
 イソップ物語との関係をいう。
あらすじを述べる。
 ことわざ・慣用句を入れる。
教訓でしめくくる。

作文例
´↓きキΝЛ┃悪鵜沖貝










 古文の『伊曽保物語』から、「ねずみの談
合」の話を紹介します。『伊曽保物語』は、
『イソップ物語』が翻訳されたものです。
 ねずみたちが集まり、猫に捕獲されない対
策を相談しました。あるねずみが提案します。
猫の首に鈴を付ければ、近づくのがわかる、
と。皆賛成します。しかし、実行を名乗り出
る者は、誰もいません。結局、猫対策は「絵
に描いた餅」に終わりました。実現できない
案は、何の役にも立たないということです。

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