中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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笑い話から作文

小論文 目次 >

 問題文を読んで作文してみましょう。

問題
 次の文章は、古文「軽口ひやう金房」を現代語にしたものです。これを読んで、飛脚が取った行動の問題点とその解決策について、あなたの考えを200字程度で書いてください。
 飛脚が大津から、都までかごを走らせた。たいへん急いでいたので、二百文払って一気に行くつもりだった。しかし、かごをかついでいるのでそうはいかない。少しずつ進んでようやく茶屋に着いた。
飛脚 「俺は急いでいるので、二百文出して来たが、このように遅くては困る」
 飛脚が、かごかき(かごをかつぐ人)を叱る。
かごかき 「随分急いでいますが、 あなたが重いのでこれ以上急ぐことはできません」
飛脚 「かごが空なら、もっと早く走れるか?」
かごかき 「もちろん、早く走りましょう」
飛脚 「それなら、かごから降りよう」
 飛脚は、かごかきと一緒に走った。

飛脚の行動は何が問題か?
飛脚の誤解
^果関係
 早く着きたい→かごに乗る→かごが重い→かごの進みが遅い
¬榲
 かごを速く進める。
手段
 かごを軽くする。そのために、かごから降りて一緒に走る。

飛脚のなすべき行動は?
 飛脚の本来の目的は、都に早く着くことで、かごを速く走らせることではない。早く都に着くためには、茶屋から飛脚だけで走ればよい。かごと一緒に走る必要はない。
(1)因果関係
 早く着きたい→かごに乗る→かごが重い→進みが遅い
(2)本来の目的
  品物を早く届ける
     ↑
   都に早く着く
     ↑
   飛脚が速く進む  … この手段を考える。
     ↑
   かごに乗る

(3)飛脚が速く進む手段
観点\案 飛脚だけで走る かごと一緒に走る かごに乗って進む
時間 ◎ 〇 速い △ かごが足手まとい × 進みが遅い
費用 △ △ 返金の可能性 × 費用が無駄 × 費用が無駄
評価 ◎ 良い × 悪い ×× 最悪

構成例
問題点
 飛脚は目的を間違え、こっけいな手段を実行した。
 本来の目的は、かごを速く進めることではなく、飛脚が都に早く着くことである。
解決案
 茶屋から、“脚だけで走る、△ごと一緒に走る、かごに乗って進む方法がある。
解決案の評価
 都に早く着くには3案の中で、,最善である。

作文例
´↓きキΝЛ┃悪鵜沖貝










 飛脚が、かごと一緒に走るという、こっけ
いな行動をしたのは、目的と手段を取り違え
たからだと考える。
 飛脚はかごを速く進めることを目的とし、
その手段として、かごを降りて軽くし、一緒
に走った。しかし本来の目的は、都に早く着
くことである。そのためには、茶屋から飛脚
だけで走ればよい。かごと一緒に走る必要は
ない。目的と手段を見誤ったことが、飛脚の
奇妙な行動につながったといえる。


(参考)問題解決
現状調査 問題分析 目的設定 手段検討 計画立案
発見 発見考案

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