中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉277

古文 目次 >

 次の古文を読んで、後の問いに答えてください。

 法性寺殿(藤原忠通(たたみち)殿の屋敷)に会(歌会)ありける時、俊頼(としより)まゐりたりけり。兼昌(かねまさ)講師(和歌をよみあげる人)にて歌よみ上ぐるに、俊頼の歌に名を書かざりけれぱ、(俊頼と顔を)見合はせて、うちしはぷきて(せきばらいをして)、「1御名はいかに」と忍びやかにいひけるを、「ただよみ給へ」といはれけれぱ、よみける歌に、
 卯の花の身の白髪とも見ゆるかな 賤(しず)(私どもの)垣根もとしよりにけり 
と書きたりけるを、兼昌下泣き(忍び泣き)して、しきりにうちうなづきつつ、賞(め)で感じけり(称賛した)(藤原忠通)殿聞かせ給ひて、召して御覧じて、いみじう 興ぜさせ給ひけりとぞ。
 (う)の花:ウツギの白い花。ここでは、ウツギの白い花をわが身の白髪になぞらえている。
(「無名抄」千葉県高 入試文より)

 「無名抄」(むみょうしょう)は、鴨長明による鎌倉時代の歌論書です。

 登場人物は3人います。
 藤原忠通殿:摂政・関白・太政大臣で歌人。
 俊頼:歌の作者。
 兼昌:歌のよみ上げ役。

1. 銑い琉嫐は語群のどれですか。
まゐりたりけり
召して
いみじう
興ぜさせ給ひけり

語群
たいそう
参上した
おもしろがられた
お取り寄せになって

2.最後の文に、「いみじう興ぜさせ給ひけりとぞ」とありますが、このことについて述べた次の脱明文の【  】に入る言葉を書いてください。
 ただし、【 1 】は文中から2字で抜き出して書き、【 2 】と【 3 】はそれぞれ7字以内で書いてください。
 歌会で、隣師が披露しようとした歌に名前がなかったが、言われたとおりそのまま歌を披露すると、実はその歌には【 1 】の名がよみ込まれていた。歌の、卯の花が咲く垣根に【 2 】の境地を重ねるというしみじみとした内容に加え、作者名を書かなくても、歌が【 3 】ことで誰の歌かが分かる仕掛けを作った、作者の作歌の巧みさ、歌の心の深さに、講師のみならず、あるじの殿も、とても感激したということ。

答 え











答 え
1.
 参上した
 お取り寄せになって
 たいそう
 おもしろがられた

2.
【1】 俊頼
【2】 自分の老い
【3】 よみ上げられる

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