中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
<< September 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 入試の漢字と意味8 | 最新へ | 熟語を使った文章324 >>

古文の言葉278

古文 目次 >

 次の古文を読んで、後の問いに答えてください。ある人と一休和尚が山野を散策したときの様子が書かれています(本文の一部を会話形式に変更)。

  むつき(睦月:1月)のすゑつかた、ある人和尚にともなはれ、逍遥(散策) して山野にあそび、見るにつき、聞くにつき、ひた物例のかる口(軽妙なしゃれ)を仰られ、われもよろこび、人をも興ぜさせ給ふ。
 折りふしはるかに雲井のそら(遠くの空)を、かりがね(雁)の友をしのび、こし(越:北陸地方)にかへるかと思(おぼ)しくて、二羽つらなりてとび過ける。ある人、一休に申けるは、
 ある人「「いかに、只今そらを過るかりがねは、いづちへかおり申さん、卸申あれ」といひける。和尚聞(きこ)しめされ、
 一休「天にかね一ぱい、じゃ(蛇)のひげ三すじといへる、じゃのひげは、いか計(ばかり)ながからん(どのくらい長いだろうか)ちやくと申されよ」とのたまふ。ある人いふべきやうはなし。
 ある人「されぱじゃのひげとやらんは、けふまでいまだ見たる事侍らず。しらぬに候」と申ける。
 一休「されば、あのかりも、おうしう(奥州:東北地方))へかおりなん、つくし(筑紫:九州)へかおりなん、(つひ)かりがねなどと、同心して(気が合って)あゆみたる事侍らねぱ、しらぬなり」とこたへ給ふ。
(「一休ばなし」による。三重県高 入試文より)

 「一休ばなし」は江戸時代に書かれた一休和尚の逸話集で、作者は不明です。

 会話の部分は、次のようなやりとりになっています。
ある人 「空を飛んでいく雁は、どこへ降りるのでしょうか」
一休 「天にかね(雁)がいっぱい、蛇のひげは三筋といいます。蛇のひげはどのくらい長いか答えてください」
ある人 「蛇のひげは見たことがないので、知りません」
一休 「ならば、あの雁は奥州に降りるか、筑紫に降りるかなど、気が合って一緒に歩いたことがないので知りません」

1. 銑い琉嫐は語群のどれですか。
ひた物
折ふし
ちゃくと
終(つひ)に

語群
すぐに
ひたすら
いまだに
ちょうどそのとき

2.下の文章の内容と一致するものを、次の中から選んでください。
ある人が答えようのない質問をしたので、一休は、逆に難問を返すことで、相手の質問に答えられないことを伝えた。
ある人が一休を試すために難問を出してきたのに対して、一休は、機知に富んだ的確な答えを返して相手を感心させた。
ある人がつまらない質問をしてきたことに対して、一休はあきれて、軽ロをたたくことで話をうまくはぐらかした。
ある人が一休をやり込めようとして難問を突きつけたので、一休は、相手に己の意地の悪さを自覚させようとした。

3.「一休ぱなし」と同じ江戸時代に成立した作品を、次の中ら選んでください。
平家物語
伊勢物語
おらが春
古事記

答 え











答 え
1.
ひたすら
ちょうどそのとき
すぐに
いまだに

2.ア

3.ウ 
平家物語  鎌倉時代 濃前司行長の説あり。
伊勢物語  平安時代 作者不明
おらが春  江戸時代 小林一茶
古事記  奈良時代、太安万侶おおのやすまろ

JUGEMテーマ:学問・学校

- | 中学からの作文・論文 ホーム | - | - | permalink
中学からの作文・論文 プロセス
関連学習 コメント メルマガ