古文の言葉310
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「連歌比況集(れんがひきょうしゅう)」は、室町時代、宗長による連歌作法書です。
問題
本文中に「連歌の地もまたしかなり」とありま すが、次の文は、細工をする人が行うことと連歌の基本の似ている点をまとめたものです。
1.【 A 】に入る適切な表現を考えて、五字以内で答えてください。
2.【 B 】にあてはまる言葉として、最も適切なものはどれですか。
答 え
答 え
1. 磨き上げて、仕上げて
2. ア
次の古文を読んで、あとの問いに答えてください。 | ||
それ、細工する人は、まづ斧うちにしたる木を取り重ね て、手斧うちをして、次に鉋(かんな)をかけて、上を磨くにも、さめ木賊(とくさという磨く植物)をつかひてのち、椋(むく)の葉にて磨き侍るなり。 連歌の地(ぢ)もまたしかなり。大荒目に取りなしてはかなふべからず(おおざっぱに言葉をつないではいけない)。いかにも詞(ことば)の上下をも置き換へ置き喚へして、しかも、あらあらしき詞などを、和らかなるに取り替へ取り替へ、いかにも執(しふ)すべきものなり(できるだけ良くなるようにこだわるべきだ)。当世の好士(かふし:連歌愛好家)、あらあらしく耳なれぬことなどをめづらし顔に(目新しそうに)付け出(い)だすことは、斧うちの(斧で切り出した)ままにて置きたらんがごとし。 椋(むく)の葉 … 仕上げの磨きに使う。 |
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(「連歌比況集」より 宮城県高 入試文より) |
「連歌比況集(れんがひきょうしゅう)」は、室町時代、宗長による連歌作法書です。
問題
本文中に「連歌の地もまたしかなり」とありま すが、次の文は、細工をする人が行うことと連歌の基本の似ている点をまとめたものです。
細工をする際に、道具を次々と替えながら、木を切り出し、削って、【 A 】いく過程と、連歌を詠む際に、言葉を置き換えたり取り替えたりして【 B 】 過程が、こだわって作り上げるという点でよく似ている。 |
1.【 A 】に入る適切な表現を考えて、五字以内で答えてください。
2.【 B 】にあてはまる言葉として、最も適切なものはどれですか。
ア | 吟味しようとする | |
イ | 詰め込もうとする | |
ウ | 目新しくしようとする | |
え | 大胆に用いようとする |
答 え
答 え
1. 磨き上げて、仕上げて
2. ア
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