中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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すべて・かならず・絶対といえるか

 「すべて」「かならず」「絶対」を使うときは、矛盾を指摘されたり、反対されたりすることがあるので気をつけましょう。

 これから「すべて」と「いくつか」を例に、正しい表現について考えてみましょう。なお、「いくつか」は「少なくとも一つ」のことで、
一つ ≦ いくつか≦ すべて の関係になっています。

 例えば、箱の中に3個の玉が入っていて、それぞれ白玉か黒玉とします。箱の中は外から見えません。箱の中の白玉と黒玉の状態をA B C Dの4人が言いあてようとしています。
   A「すべてです」
   B「すべてです」
   C「いくつかです」
   D「いくつかです」

 正解の可能性が高いのはだれでしょうか。

 答えはCとDです。なぜならば、箱の中の玉の状態は4通りあり、A BよりC Dのほうが3倍正解する可能性があるからです。逆に「すべて」で表現すると、誤る可能性は3倍になります。なお、玉がn個の場合の正解可能性は、A:B:C:D=1:1:n:n になります。

箱の中 正解 正解可能性
○○○
○○●
○●●
●●●
AC
CD
CD

BD
 A:B:C:D
=1:1:3:3

 「かならず」「絶対」「全然」「まったく」も、「すべて」と同じことがいえ
ます。

 賛成・反対の意見作文では、「いくつか賛成」「いくつか反対」の意見があるような論題が設定されていることが多いです。なぜなら、正解が賛成または反対に固定していては設問にならないからです。このような例は社会問題に多く見られます。


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