中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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主張と理由

 論理的に書くために、主張と理由の関係を説明します。

 「主張。なぜならば、理由」と「理由。ならば、主張」とは、順序がちがうだけで論理的に同じです。「なぜならば」を「なぜ」と「ならば」に分解すると、「なぜ」は「ならば」の方向を変える役割をしています。「ならば」は、「だから」「ゆえに」のことです。
なぜならば
主張 ―→
←―
理由
ならば
 推論と推理、仮定と事実によって主張の理由を構成できます。仮定には仮説・法則・理論・公理・規約などがあります。事実には体験・発言・文献・観察・調査・実験・統計などがあります。

 これから主張と事実の例を示します。例1は、主張を事実で理由づけしています。例2は、事実だけを述べることによって、主張を伝えようとしています。主張を押しつけたくない場合や、主張を明示しない新聞記事などで使われています。
例1:脂びれ
 脂びれのある魚はおいしい。脂びれとは、背びれと尾びれのあいだにある小さなひれのことだ。サケやニジマス・ヤマメ・イワナなどのほか、アユやシシャモにも脂びれがある。脂びれのないコイ・フナ・ウグイは料理しだいで食べれるが臭いが気になる。

例2:山小屋にて
 雨の中を夕方5時前に日高山脈・幌尻山荘に到着する。小屋の戸を開けると中は人がいっぱいだ。Sハイキングという中高年の団体58人が、小屋を独占していることがわかる。2人分なんとか詰めていただけないだろうかと頼むと、座を広げて宴会をしていた中年の女性から「無理です」といわれる。リーダーが誰かはわからない。混んでいても詰めるのが慣例なのだが―。やむなくヒグマ出没の恐れがある小屋の外で幕営する。
 翌朝3時ころ、この団体は騒がしく荷物をまとめると、泥で汚した床をそのままに小屋を去って行った。

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