中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
<< October 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 前提となる公理・規約・仮説 | 最新へ | 時間順に並べて書く その2 >>

前提となる事実

 事実(fact)を英英辞典で引いてみましょう。1.本当で正確に起きた情報、2.実際にあり証明可能なもの、3.行われたこと(特に犯罪)、と説明されています。

 事実は、論理的な文章を書くときの前提になります。事実には事例 ・統計 ・実験・文献があります。事例は、再現しにくい一過性の出来事を意味します。たとえば体験や発言、野外での観察や調査結果のことです。

 仮説を実証するには、事例・統計・実験による方法があります。事例は再現が難しく実証の厳密性が低い反面、現実に即しています。実験は反復でき実証の厳密性が高い反面、適用範囲が限られます。統計は事例と実験の中間です。

 事例・統計・実験の例をあげます。「ツルが飛ぶ形の雲が現われた」という出来事は1回限りで、同じ形の雲が現われる可能性はゼロに近いでしょう。「雲に暈(かさ)がかかると、翌日は雨になりやすい」を、「暈と雨」の統計をとることで確認できます。オームの法則(電流=係数×電圧)は、電流が流れる導体を同じにして、電圧を変えると電流はどう変わるかを測定することで確認できます。この実験による方法は、電圧と電流の関係が厳密にわかります。また、同じ方法で他人が何度でも確認できます。

         事例  統計  実験
    想像的 ←―――――――――→ 厳密的
    野外的 ←―――――――――→ 室内的
    自然的 ←―――――――――→ 人工的
    複雑的 ←―――――――――→ 単純的
    1回的 ←―――――――――→ 反復的


参考文献
1.The AMERICAN HERITAGE dic・tion・ar・y ,ALAUREL BOOK.
2.川喜田二郎:発想法,中公新書.


- | 中学からの作文・論文 ホーム | comments(0) | - | permalink

この記事に対するコメント

コメントする









中学からの作文・論文 プロセス
関連学習  コメント  メルマガ