中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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時間順に並べて書く その2

 出来事を時間順に書くと、読み手が追体験しやすくなります。時間順に並べるときには、それぞれの場面で印象に残ったことや考えたことを加えましょう。事実・想像・思考が織り込まれた作文になります。

 ボランティア活動を書いた作文が新聞に載っていました。3つの段落が時間順に書かれていて、臨場感と気持ちが伝わってきます。

 初めて募金活動 真心を届けたい
                       中学生 稲増 冴子 14
 休日の朝、姉や友達と一緒に、家の近くの駅前で、初めて募金活動を経験しました。最初は少し照れながら、ビラ配りなどをしていました。だんだん慣れるにつれて、ビラを受け取ってくれる人や募金をしてくれる人が増えていきました。
 私もいつの間にか大声で、「アジアの恵まれない子供たちのために募金をお願いします!」と呼びかけていました。急いでいたのに電車の切符を買った残りの小銭を入れてくれた人や、母親からお金をもらって募金をしてくれた女の子もいました。塾に行く前の小学生、交番のお巡りさん、駅員さんなど、いろいろな人が募金をしてくれました。
 最後には募金箱にぎっしりお金が入っていました。私は感謝の気持ちでいっぱいになりました。募金箱に入れてくれた、みんなの真心が、アジアの貧しい子供たちに届けばいいなと思います。一人でも、多くの子供たちの笑顔が見られるよう、これからもこうしたボランティア活動を続けていきたいと思います。 (『読売新聞』 2006年7月24日朝刊)

 ボランティア活動の感動が広がる有用性のある作文です。書き手が意識しているかは不明ですが、段落を書く技術、行動分析の原理、善い倫理観にもとづいて書かれています。

 3つある段落の先頭文を読むと大筋がわかります。初めて募金活動を経験しました。大声で呼びかけていました。J膓眸△砲っしりお金が入っていました。

 時間順の行動が、品質管理の父とよばれるデミングの管理サイクル(計画Plan、実行Do、見直しCheck、改善Action)になっています。〃弉茵募金活動をする、⊆孫圈Ц討咾けた、8直し:募金箱にぎっしりお金が入っていた、げ善:これからも活動を続けていきたい。

 この作文は適切な倫理観にもとづいています。たとえば、できるだけ困っている人を助けよう、できるだけ社会に貢献しよう。そして、他人の喜びは自分の喜びでもあります。

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