中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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因果関係の定義

 一方が原因で他方が結果であるというつながりを因果関係といいます。

 因果関係は4つの条件を満たす必要があります。変数とは、原因や結果を数値で表したものです。
^貶の変数の変化が他方の変数の変化に先行する時間的順序関係がある。
一方の変数が変化すると他方の変数も変化する共変関係がある。
4愀犬良疂彑がある。
ご愀犬寮姐臉がある。

 たとえば、「水を熱すると沸騰する」は因果関係があります。原因は「水を熱する」で、結果は「水が沸騰する」です。原因の変数は加熱温度、結果の変数は水温です。加熱温度が上昇すると水温が上昇します(時間的順序関係、共変関係)。水には蒸留水・硬水・軟水などがあります。しかし場所や時間に関わらず、どの対象の水でも同様の関係が認められます(普遍性)。この関係はエネルギー保存の法則に従っています(整合性)。 なお、容器の特性、圧力など、他に考えられる変数の影響がなければ、
 水温=関数(加熱温度)という因果関係になります。

水を熱する 沸騰する
変数:加熱温度 変数:水温

 他の影響する変数を固定できない場合は、変数間の統計的手法によって因果関係の強さを把握します。 

 では、「犬も歩けば棒に当たる」は因果関係があるでしょうか。「犬棒」には2つの意味があり、「犬が歩くと棒に行き当たる」のほうで検証してみましょう。〇間の順序はありそうです。犬が歩数を増やすと、犬が棒に行き当たる可能性は高まります。じい歩く場所にもよりますが、棒がなければ行き当たることは不可能です。「犬棒」に因果関係を見出すことは無理があります。

参考文献
 高根正昭:創造の方法学,講談社現代新書.
 豊田秀樹ほか:原因をさぐる統計学,ブルーバックス.


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