中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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社説を読む

 新聞に、「延命治療中止 医療現場はルールを求めている」という社説がありました(『読売新聞』 2006年8月5日朝刊)。調査結果をもとに問題解決が書かれています。説得力のある内容がどのように組み立てられているか調べてみましょう。

 はじめに、「延命治療の実態はどうなっているか」調査結果が述べられています。その結果、「延命治療の明確なルールがない」という問題が明らかになります。そして「その問題を解決するにはどうすればよいか」へと展開します。

問い:延命治療の実態はどうなっているか。
答え:日本には延命治療の明確なルールがない。
理由:
(方法) 国立保険医療科学院の協力を得て、全国の病院における延命治療の実態を調査した。
(結果) 240の病院から回答があり、56%の病院が「延命治療の中止、差し控えを行ったことがある」と答えている。
(解釈) 日本には延命治療の明確なルールがない。医療現場は殺人罪などに問われる可能性のもとで、日々判断を迫られている。

問い:延命治療の明確なルールがないままでいいのだろうか。
答え:医師が単独で治療中止を判断したことが問題になった。延命を中止した病院の46%で、医師個人が決断している。
理由:
1.富山県の病院で、終末期を迎えた患者7人の人口呼吸器を医師がはずし、死にいたらしめた。警察が事情聴取に乗り出したが、刑事責任を問うか結論は出ていない。
2.北海道の病院で同様の処置を行って医師が書類送検された。しかし不起訴になった。呼吸器を外したことと死亡との因果関係が立証できないことによる。

問い:延命治療の中止をどのように判断すればよいか。
答え:医師、法律家、各界から参加した議論が必要だ。統一したルールをつくり、そのもとで医療中止を判断する。少なくとも複数の医師が判断し、後に検証できる仕組みがいる。
理由:
刑事責任が問われない判例があるが、医療現場での手続きや指針が確立されていない。
1.東海大安楽死事件の判決で、延命治療を中止した医師が刑事責任を問われない条件が示された。_麌の見込みがなく、死がさけられない。中止をもとめる患者や家族の意思表示がある。
2.72%の病院が「統一したルールが必要だ」と答えた。
3.死生観、終末医療全体にかかわる。


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