中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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動植物名の表記

 「馬酔木のトンネルを抜け、ようやく天城の山頂に着くと、そこには鈴蘭の花のような灯明躑躅が咲いていた。」と、書いてあっても、馬酔木(あせび)や灯明躑躅(どうだんつつじ)が読める人は少ないでしょう。まして、灯明躑躅は満天星躑躅とも書きます。動物名も同じです。犬、猿、虎、豹、犀、鰐、狒狒、麒麟、・・・ 読めても書くのは難しくなっていきますね。魚になると、鯵・鯖・鰈・鰡・鱸のように、もうたいへんです。

 動植物名はカタカナで書くようにしましょう。「アセビのトンネルを抜け、ようやく天城の山頂に着くと、そこにはスズランの花のようなドウダンツツジが咲いていた。」のように名前が読めると、イメージがわきます。ヒョウ・サイ・ワニ・ヒヒ・キリンや、アジ・サバ・カレイ・ボラ・スズキも読めることによって意味がわかります。

 名前は発音と意味から構成されます。ヤマイモは、「やまいも」という発音と、「山の芋」という意味があります。「やまいも」と聞いたときにヤマイモ(山の芋)と一致し、「ヤマイモ」を読んだときにヤマイモ(山の芋)と一致すれば、カタカナ表記で通じます。カタカナの発音はできても、何であるかわからない場合は、ヤマイモ(山芋)のように漢字をつけ加えることによって意味を補うことができます。

 それでは動植物名のカタカナ表記を検証してみましょう。

1.慣用句・ことわざでも意味が通じる。
 猿も木から落ちる → サルも木から落ちる
 鶴の一声 → ツルの一声
 虻蜂取らず → アブハチ取らず
 鵜の目 鷹の目 → ウの目 タカの目
 河童の川流れ → カッパの川流れ
 
2.カタカナ・漢字・ひらがなを互いにかっこ(  )で補足してもよい。
 シラサギ(白鷺)は、ダイサギ(大鷺)・チュウサギ(中鷺)・コサギ(小鷺)の総称である。
 下痢整腸に使われる薬草ゲンノショウコ(現の証拠)は、実際によく効いた。
 檸檬(れもん)や柘榴(ざくろ)より、「レモン」や「ザクロ」は誤字の心配がなく、しかも読みやすい。

     写真:浅瀬で小魚をねらうコサギ

3.カタカナ表記が実際に使われている。
 崚貽逎▲献△棒限するオオミズトカゲ(体長約70センチ)が・・・、トカゲは・・・、トカゲに責任はない・・・。」
 (『読売新聞』 2006年8月11日朝刊)
原則としてカタカナで統一する。
<例> イヌ、ウマ、ヒツジ、ヒマワリ、アジサイ
 (国際協力機構JICA 「国際協力研究 原稿執筆要領」)
「クマは夏には草が主食ですが、虫もたくさん食べます。(中略) アリのように小さな虫も手に取って食べるのです。」
 (米田一彦 『四季・クマの住む森』 「真夏の実験」から 中央法規)


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