中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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自由研究のまとめかた その2

 自由研究の方法には観察・調査・実験があります。これから観察と調査によって事実や関係を明らかにする例を紹介します。調査研究になるので、問い、答え、理由(結論、方法、結果、解釈)でまとめていきます。

 丸く白いカブ(小カブと表します)の根が畑の土から半分以上でているのを見て、なぜだろうと不思議に思いました。根は「常識では」土に埋まっているからです。疑問を分けると、1.小カブの根がなぜ地上にでているか、2.球形に近いのになぜ倒れないか、3.地上部はなぜ白いか、になります。表題は、問いから「地上の丸く白いカブ」とします。

問い:
1.小カブの根がなぜ地上にでているか。
2.球形に近いのになぜ倒れないか。
3.地上部はなぜ白いか。

答え(結論):
1.小カブは種をまくと、地上で球形の茎が自然に大きくなり、地下に向かって細長い根が伸びる。2.カブの直径の5倍くらい長い根が、地中からカブを引っ張り支えている。密集した葉が互いにカブを倒れにくくしている。カブの地面に埋まっている部分も、球形のカブを倒れにくくしている。しかし、風で倒れることもある。3.密集した葉が光をさえぎるので、地上部の白カブは薄紫色になりにくい。

方法:
 カブ畑でカブの様子を観察した。インターネットでカブを調べた。小カブを実際に作っている農家の人に聞いた。

観察結果:
 カブの直径は8cmくらいだ。白いカブが地面に置かれているかのように見える。根が半分でているカブや、8割でているカブもある。葉だけが地面からでているカブは見当たらない。
 数百単位の密集したカブ(写真)に対し、寄せ土や土を除いたあとがない。また、カブを抜きあげて再び地面に置いた形跡はない。

 2005年12月横浜。手前ホウレンソウ。

インターネットでの調査結果:
 カブはダイコンの仲間で、地上部が茎、地下部が根に相当する。カブの種類や寄せ土によって、地上部の割合が違う。横に張り出した太い根をもつダイコンに近い「矢越かぶ」は、地上部が2割くらいになっている〔1〕。
 白いカブのほうが商品価値が高くなるので、寄せ土によって日が当たらないようにすることがある。

栽培者からの調査結果:
1. 「白いカブのほとんどが土の上にでているのは、どうしてですか?」の質問に対し、栽培者は「種をまくと、土の上で自然に大きくなる。」「土を寄せたり、土を除いたりしていない」と答えた。また、 「カブが地面の中で育つように、種を深くまくことはありますか?」に対し、「普通にまいている」と答えた。
2. 「カブの横から根が伸びますか?」に対し、「横から根は伸びない」「1本の根が縦に40〜50cm伸びている。ホウレンソウは1m伸びる」「根の先のほうに細い根が少し出ている」と答えた。 「風で倒れることはないですか?」には、「倒れるときもある」と答えた。
3. 「白いカブに光りがあたると青く(=緑に)なるのですか?」には、「光りがあたったところは薄い紫色になる」と答えた。 

解釈:
1.小カブは球形なので地中に伸びにくい。たとえば球形のカブ、弾丸形のダイコン、円錐形のニンジンの順に地上部が少ない。
2..ブの直径の5倍くらいある細長い根が、カブを地中から引っ張って支えている。カブの直径は平均で約8cmあり、1本の根が縦に40〜50cm伸びている。地中に埋まっている部分があるので座りがよい。L集した葉が互いに倒れにくくしている。い靴し、風でカブが倒れることもある。
3.密集した葉が光をさえぎるので、地上部の白カブは薄紫色になりにくい。光りがあたったところは薄い紫色になる。ダイコンは光があたると緑色になる。

参考文献
〔1〕テレビ岩手: どこか行こうヨ! 技あり!お手伝いの旅で「矢越かぶ」,http://www.tvi.jp/dokoiko2005/wazaari/20031206/index.html


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