中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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計算の文章題

 小学生のときツルカメ算がわかりませんでした。しかし中学になると簡単に解けるようになりました。それは、文章を単純な記号に置き換え、抽象化して解くことを覚えたからです。

 たとえば― 「ツルとカメが10匹います。足は全部で32本あります。ツルとカメはそれぞれ何匹でしょう?」というツルカメ算の問題を、記号に置き換えて解いてみましょう。

 ツルをT、カメをKとすると、
 問題文は、「T+K=10、2T+4K=32、TとKは?」となります。
 T+K=10 ・・・
 2T+4K=32 → T+2K=16 ・・・
 ◆櫚,蓮■法瓧供,覆里如↓,ら T=4

 したがって、ツルは4匹、カメは6匹です。

 「50円玉と100円玉が20枚あります。合わせて290円です。50円玉と100円玉それぞれ何枚ですか?」という問題はどうでしょう。

 50円玉をG、100円玉をHとすると、
 G+H=20 ・・・
 5G+100H=290 → G+20H=58 ・・・
 ◆櫚,蓮■隠坑函瓧械 なので、H=2、,ら G=18

 したがって、50円玉は18個、100円玉は2個です。
 
 “小中学生 計算「文章題」は苦手” という新聞記事に、3つの問題が載っていました。

問 題 正答率
0.6メートルの青いテープと、1.5メ−トルの赤いテープがあります。青いテープの長さは、赤いテープの長さの何倍でしょう(小5) 47%
6リットルは、□リットルの1.2倍です(小6) 62%
4リットルは、5リットルの□倍です(中学) 68%

 文章題を、記号に置き換えて解いてみましょう。

1.文章は、「青=0.6、赤=1.5、青=赤×□、□は?」と変換できます。したがって、□=青÷赤=0.6÷1.5=0.4 です。

2.文章は、「6=□×1.2」になります。
 したがって、□=6÷1.2=5 です。

3.「4=5×□」から、□=4÷5=0.8 です。

 「=」は、「は」または「イコール(equal:等しい)」と読み、シーソーの支点に相当します。「=」の考え方はこちらを参照してください。

新聞記事 :
 計算はできても、文章題から計算式を導き出す力は低い―。文部科学省か所管する総合初等教育研究所が1日、発表した「『計算の力』の習得に関する調査」の結果から、そんな小中学生の実態が浮かんだ。同研究所は「文章題の意味を理解し、かけ算やわり算を正しく使って式を作る力が劣っている」と分析。今後、教師の指導方法を改善する冊子などを開発する方針だ。(以下省略)
 (『読売新聞』 2006年9月2日朝刊) 

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