中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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作文の構成と表現を見直す その2

 「オシムの言葉」を読んで、高校生のエノハさんは多くのことを得ることができました。新しいことには不安がつきまとうものです。作文には、不安や失敗を乗り越え、仕事を進めるための考え方や方法がたくさん書かれています。

1.構成を見直す
 たくさん書かれていることを、たとえば問題解決型で組み立てると内容が整理できます。構成例を示すので参考にしてください。なお、構成を作って作文する利点はこちらこちらを参照してください。

問い:実行委員として文化祭の仕事をやり遂げるにはどうすればよいか。(課題の概要)
答え:相手と真剣に向き合うことによって、リーダーとメンバーが一丸となって仕事を進めることができる。(解決策の概要)

解決すべき課題
文化祭を実行する仕事が不安で、失敗することが怖い。実行委員として文化祭の仕事をやり遂げるにはどうすればよいか。
.船礇譽鵐言鎖世呂△襪、今までやり遂げることができず中途半端になった。
 剣道、バレー(ボール)
 練習がきついし、なかなか上達しない。
∈していることもぎこちなく、立ち往生してしまう。
 水泳、勉強、文化祭実行委員
失敗を避けたい。
 失敗への不安がある。
 失敗しないようにするには自分に痛みを伴う。
 そのため避けたことがある。
ぜ分の想いが相手に伝わらなかった。
 自分の思いをうまく表現することが苦手だった。
 お互い納得するまで話し合うことを避けていた。
 相手のことを真摯に受け止め、真心を持って対話する姿勢が欠けていた。

解決策
オシムに学び、オシムの考え方「相手と真剣に向き合うことの大切さ」を実践する。
.蝓璽澄
 信頼され尊敬される人になる。
  生きるためのアイディアを出す。
  人格を尊重し、メンバーと真剣に接する。
  慈悲深さ。
 信念に従い妥協しない。
  意志の強さ。
  甘んじない厳格さ。
 考え・目標を示し、メンバーと共有し、実現する。
  想いを的確に表現し伝える。
  相手のことを真摯に受け止め、真心を持って対話する。
▲瓮鵐弌
 自分で考える。
 仲間のために走る。
 ミスや失敗の可能性もある。
 自分と仲間が互いに刺激しあう。
 仲間に迷惑をかけないように走ることを止めない。

解決策の評価
相手と真剣に向き合うことによって、リーダーとメンバーが共に仕事をやる遂げるという目標に向かって進むことができる。
.蝓璽澄爾箸靴
 オシムは自分の意志を表現し、相手と共有できるように努め、実現している。
 自分の言葉と真剣に向き合い、相手の背景や心と真剣に向き合っている。
 自分にも厳しく、妥協を許さぬ姿勢がみんなの心を動かす。
▲蝓璽澄爾肇瓮鵐弌雫Δ
 実行しようとする意志は脆く崩れやすい。
 しかし、共に乗り越える仲間がいる。自分は一人ではない。
 自分という存在は自分だけのものではない。
 一人一人の自分がお互いに影響しあって存在している。
 自分を支えてくれる仲間がいる。
 同時に自分自身も仲間を支えるべき存在だ。
 自分のためであり、みんなのためである。

2.文章表現を見直す
1.最初の段落に次の文「僕は目立ちたがり屋で・・・」をつなげるか、次の文を1文字空けて別の段落にする。
2.本は二重かぎかっこ『オシムの言葉』で表す。また本文中で、著者名『オシムの言葉』(出版社)を述べる。
3.オシムの言葉を具体的に示す。
4.「バレー」を、バレーボールか踊るバレーかわかるように書く。
5.文中で使う並列の中テンは、長さが同じような漢字数文字に用いる。
 水泳・文化祭実行委員・勉強 → 水泳、文化祭実行委員、勉強
6.「世界中の誰もが」は「世界中の人たちが」のほうが反論されにくい。理由はこちら
7.「僕」は「私」にする。理由はこちら
8.読みにくい漢字を使わない。ワープロの場合、とくに注意する。
 例: 拙さ → まずさ  齎したもたらした  脆く → もろく

(参考)
 開始と終了がある新しい仕事をプロジェクトといいます。エノハさんが作文にまとめた内容は、プロジェクトをうまく進めるための考え方や方法です。プロジェクトを遂行するには、品質・進捗・採算・範囲・組織・伝達・危機・調達などの要素を管理します。作文は、作業範囲・組織体制・情報伝達・危機管理などに関連しています。


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