中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
<< November 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 数字の横書きと縦書き | 最新へ | 分類の方法 >>

終末医療の指針を表現する

 延命治療の明確なルールが課題でした。厚生労働省は、がんなどで回復の見込みがない終末期の治療を中止する際の指針を初めてまとめました。

 治療方針の決定は、患者の意思をもとに、医療チームが患者と合意した内容を文書にします。患者の意思が確認できない場合は、家族と話し合い治療方針を決めます。医療チームが患者や家族との話し合いで合意できない場合は、専門職からなる委員会を設け検討します。(読売新聞 2006年9月16日朝刊)

 この指針の内容を正確に伝えるには、アルゴリズム(algorithm)ともいう処理手順による表現が適しています。次の手順は、新聞の文章と図を書き換えたものです。問いに答えるかたちで、行動が場合分けされ、上から下に行動します。たとえば、「患者の意思が確認できるか?」の答えが「できない」場合は、「医療チームが家族と話し合う」「元気だったころの患者の意思を推定する」へと続きます。このように、処理手順は判断・動作・時間をともなう論理を表しています。

 患者の意思が確認できるか?
 できる
  医療チームが患者と十分話し合う。
  
最終決定できるか?
  
できる
   患者の意思決定をもとに、医療チームが治療方針を決定する。
   合意内容を文書にする。
  
できない
   複数の専門職で構成する委員会を設け、助言・検討する。
   治療方針を決定する。
 
できない
  医療チームが家族と話し合う。
  元気だったころの患者の意思を推定する。
  
最終決定できるか?
  できる
   医療チームが治療方針を決定する。
  できない
   複数の専門職で構成する委員会を設け、助言・検討する。
   治療方針を決定する。



- | 中学からの作文・論文 ホーム | comments(0) | - | permalink

この記事に対するコメント

コメントする









中学からの作文・論文 プロセス
関連学習  コメント  メルマガ