中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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困っている人を助けるべきか

 新聞に「優しすぎる孫に祖母として複雑」という投稿がありました。小学生の孫が雨でびしょぬれになって帰宅しました。「私より家の遠い友達が傘がなくて困っていたから、貸してあげたの」と言いました。また、学校でプールのあった日に、「友達にゴーグルを貸して、自分はゴーグルなしで泳いだ」と祖母に話しました。祖母は「もっと自分のことも大切にしてほしいと思っている」と書いています。(『読売新聞』 2006年9月19日朝刊 「気流」より)

 小学生の行動は、「困っている人を助けてあげよう」という優しい気持ちの表れなのでしょう。これに対し、祖母はなぜ「自分のことも大切にしてほしい」と思っているのでしょう。

 それは、「かならず困っている人を助けよ」という強い義務ではなく、「できるだけ困っている人を助けよ」という弱い義務になっていることを、祖母は暗黙のうちに知っているからではないでしょうか。

 重要な場面での判断が人生を左右することがあります。駅のホームで友人と電車を待っていると、2人の男性が線路に落ちました。一瞬、助けることを戸惑うと、その10数秒後に電車が来て2人は亡くなりました。もし、「かならず困っている人を助けよ」にしたがって行動していたなら、こうして書いていることはないでしょう。ときどき記憶がよみがえります。

 このことが一つの契機となり、どのように判断し行動すべきかをまとめました


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