中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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現象と模型

 毛バリ作りを例にモデル化を説明します。ここでの毛バリは、昆虫を食べるヤマメなどの渓流魚を釣るための疑似バリです。餌になる代表的な昆虫はカゲロウです。カゲロウは頭・胸・腹・羽・足などから構成されています。

         

 水面に浮き静かに流れるカゲロウの姿を頭・胸・腹・羽・足・尾に分解し、カゲロウに似せて各部分を組み立てると代表的な洋式毛バリになります。一方、水中から見たカゲロウの動く姿はキラキラ光る翅脈(しみゃく:羽の筋)と胴に還元することができ、和式毛バリの重要な要素になっています。

 和式毛バリと洋式毛バリは、写真と墨絵のような関係になっています。なぜなら、典型的な洋式毛バリと和式毛バリを比較すると、欧米では毛バリをカゲロウにどれだけ似せることができるかを重視し、伝統的な日本の毛バリはカゲロウの生きている姿を省略と強調によって還元したものといえるからです。

現象 本質 原理
洋式 写生
和式 省略と強調
(翅脈論)

 現象・本質・原理の関係を説明します。現象は、五感によって対象を認識したものです。本質は、対象の特徴をつくっている要素・性質・関係です。弁証法によると現象と本質はつながっていて、内にかくされた本質は外にあらわれて現象となります(例:本性をあらわす)。本質から現象を説明する論理を原理といいます。現象は五感によって感覚的に理解でき、本質は要素還元などの本質化によって理性的に理解することができます。

 次回に続く

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