中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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推論・推理の練習 その2

 推論と推理の練習問題はどうでしたか。解答を、推論・推理の方法、形式、適用の順に説明します。なお、「→」は導出(ならば)を、「←」は論証(なぜならば)を表しています。

メダカが生きられない環境は、同じ環境に生きている人間にも悪影響を与えるだろう。
 類推法(A≒B)で(A→a) → (B→a)?
 (メダカと人間は同じ生き物だ)そして(メダカが生きられない) → (人間も生きられない)だろう

その道にすぐれていても失敗はありえます。なぜならば、サルも木から落ちるし、弘法にも筆の誤りがある、といわれているからです。
 帰納法(いくつかのA→B)→(A→B)?
 (その道にすぐれている者→失敗はありえる)だろう←(サルも木から落ちる、弘法にも筆の誤りがある)

雑種は一般に遺伝しないと考えられていた。しかし、ニホンザルとタイワンザルが交配してできた雑種からさらに繁殖していることがわかった。
 仮説反証法(あるA→−B)→−(A→B)
 (雑種は遺伝しない)ということはない←(ニホンザルとタイワンザルが交配してできた雑種からさらに繁殖している)

2−b2=0 なので、(a−b)(a+b)=0 になり、a=±b になる。
 移行の法則(A→B)で(B→C) → (A→C)
 a2−b2=0 → (a−b)(a+b)=0 → a=±b

説明の事例数は3個がよく使われます。なぜならば、短時間で記憶できる事柄はせいぜい7±2個といわれているからです。
 個別化の原理(すべてのA→B) → (あるA→B)
 (説明の事例数は3個がよく使われる)←(短時間で記憶できる事柄はせいぜい7±2個といわれる)
 多くてて5〜7なので、3がよく使われるとなっています。

案3にします。なぜならば、案1と案2と案3があり、案1は危険で、案2は費用と時間がかかりすぎるからです。
 消去法 (AかBかC)で(−Aで−B) → C
 案3である←(案1と案2と案3がある)そして(案1は危険で、案2は費用と時間がかかりすぎる)

エベレストは海の底にあった。なぜならば、山腹から貝の化石が発見されるからである。
 仮説実証法(いくつかのA→B)→(A→B)?
 (エベレストは海の底にあった)←(山腹から貝の化石が発見される)
 帰納法と仮説実証法は論理的には同じです。帰納法は結論を導出し、仮説実証法は(科学的な)結論を論証します。

沖縄行きの飛行機の空席はありません。始発便から最終便まで、すべて満席になっています。
 完全列挙法(すべてのA→B) → (A→B)
 (沖縄行きの飛行機の空席はない)←(始発便から最終便まで、すべて満席だ)

この合鍵は正しく作られていません。なぜなら、合鍵が正しく作られていれば、元の鍵のように錠は開くはずです。でも、この合鍵では開かないからです。
 後件否定法 (A→B)で(−B) →−A
 (この合鍵は正しく作られていない)←(合鍵が正しく作られていれば、元の鍵のように錠は開くはずだ)そして(この合鍵では開かない)


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