中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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認識条件の明示

 各人が事物を同じように認識するためには、認識条件を明らかにして合意しましょう。たとえば名前をいくつか考えて、どれにするかを決める場合、「良い名前」の評価基準を明確にしたうえで案を評価すれば、共通了解が得やすいものです。

 ここでは名前を商品名として、評価基準の例を示します。表は観点表とよばれ、評価観点と案から構成されています。観点を重み付けし、案を観点ごとに評点します。各案の評点は次のように計算します。Σは、i =1から観点数 までの総和を表します。
   案の評点=Σ(観点i の重み×観点i による案の評点)
案の評点が高いほど良い案になります。

観点 重み 案1 案2 案3
 適用分野らしさ × 重み:
◎(非常に重要) 3
○(かなり重要) 2
△(重要) 1

良さの度合い:
○(良い) 1
△(どちらともいえない) 0
×(悪い) −1
 
 類似商品名なし
 言いやすさ ×
 品位
 期待感 ×
 新鮮さ ×
 内容の伝達性1
 内容の伝達性2
合計 12

 表のように「良さ」の認識条件である評価基準を明示し、案の評価をほかの人たちと合意できれば、「良さ」を客観的に認識したことになります。そして合意する人が多いほど客観性が高まります。現象学では、客観的とは自分も他人も同じ認識をする様子をいいます。もし、認識条件に合意できない場合でも、各人の認識条件を確認することによって、世界観・価値観・判断・解釈などの確信が成立する条件を理解することができます。


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