中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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賛成・反対の作文 その2

 前回は、「悠」という名前に賛成か反対か、理由をまとめて作文にしました。今回は、「悠」という名前のほかに、「優」という名前をあわせて検討してみましょう。

 「優」には、「思いやりのある」子どもになってほしいという気持ちが込められています。双方を比べると、「悠」のほうが「のびのび」しています。一方、「優」は「競争に適応」できそうですが、「ゆう」のほかに「すぐる」や「まさる」と読むこともできます。

 二つの案を表にまとめて評価してみましょう。○:良いを1、△どちらともいえないを0、×悪いを−1とします。すると、両方とも評点は3になり、どちらが良いとは言えません(表1)。

  表1:観点だけによる案の評価

 観点 (悠)
(優)
○:良い 1
△:どちらともいえない 0
×:悪い
 −1 
 言いやすい
 正しく読まれる
 思いやりのある
 のびのびした
 競争に適応できる
評点

 では、観点に重みをつけてみましょう。◎:非常に重要を3、○:かなり重要を2、△重要を1とします。そして、「言いやすい」と正しく読まれる」を◎、「思いやりのある」と「のびのびした」を○、「競争に適応できる」を△と考えたとします。すると、評点=Σ(重み×点数)は、「悠」が8、「優」が6となり、2案のうち「悠」が最善になります(表2)。

  表2:観点に重みをつけた案の評価

       観点 重み (悠)
(優)
重み
◎:非常に重要 3
○:かなり重要 2
△:重要 1

良さの度合い
○:良い 1
△:どちらともいえない 0
×:悪い −1
 
 言いやすい
 正しく読まれる
 思いやりのある
 のびのびした
 競争に適応できる
評点

 賛成・反対は、観点とその重みをあわせて考えましょう。表1では双方が同じ評点ですが、表2では評点に1.3倍の差があります。表面上は同じようでも、観点の重要性を考えることによって洞察が深まります。

 次回は、重みを考慮した賛成・反対の作文を検討します。


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