中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。

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本質直観のプロセス

 「水とは何か」を本質直観によって明らかにしてみましょう。本質直観のプロセスは、1.「〜とは何か」を問う、2.学問的な意味付けや、辞書の定義、先入観を取り払う、3.適用や生活経験の中から意味を取り出し、わかりやすい言葉で表現する、4.取り出された意味が他人にも適用できるか検証し修正する、です。

1.「〜とは何か」を問う
 例えば「水とは何か」という問いを立てます。

2.先入観を取り払い、適用例を思い浮かべる
 ブレーンストーミング(brainstorming:頭の中の嵐)を個人で行います。「水」のつく例を思い浮かべ、つぎつぎと書き出します。そのためには、速く書けるように練習しておきましょう。例えばカタカナとひらがなを使うと速く書けます。

 飲み水 雨水 地下水 蒸留水 水蒸気 温水 氷水 川の水 水音
 淡水 海水 水辺 水鳥 水分 水滴 水流 水源 水道水 水洗い
 下水 廃水 農業用水 水力 水路 水害 湧き水 水飴 水鉄砲
 水入り 水色 水かさ 渇水 水際 水草 水車 水差し 水澄まし
 水炊き 水玉 水田 水場 水もれ 水彩画 水温 水銀 水質 水深

3.適用例から意味を取り出す
 書き出した「水」のつく例を分けていきます。例を見て分けることができない場合は、分類方法が参考になります。

 生活に必要な (飲み水、水分、水道水、用水、水力 水路 水田)
 生物に必要な (雨水、飲み水、川の水、海水、水辺、水場、渇水)
 環境を循環する(水蒸気、雨水、地下水、川の水、海水)
 無色透明な  (水滴、湧き水、飲み水)
 自然では冷たい(雨水、地下水、水源、湧き水、川の水)
 流動性がある (飲み水、雨水、地下水、水流、水飴、水銀)

4.取り出した意味をまとめ、問いに答える
 「生活に必要な」は「生物に必要な」に含めることにします。「自然では冷たい」は、冷たくない場合があるので、「環境を循環する」に含めます。「流動性がある」は「液体」とします。すると、つぎのような答えが得られます。

 水とは、環境を循環する生物に必要な無色透明の液体である。

 このようにして得られた答えは、水の概念を表しています。水は、液体という類の中で、「環境を循環する生物に必要な無色透明の」種差をもつ種です。また、種差の性質をもついろいろな水が要素となって水を構成しています。


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