中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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問題解決2−問題分析

 現状調査が終わり、次は問題分析です。クマは奥山に生息するのがあるべき状態です。ところが、現状は人里にたびたび出没するようになりました。この差がクマの問題です。


現状調査 問題分析 目的設定 手段検討 計画立案
発見 発見・考案

2.問題分析
 クマの問題がどのような因果関係なっているのかを分析します。分析は細かく分けることです。因果関係の解明方法には、実験や統計のほかに、複数人による共通了解の方法があります。実験・統計ほど厳密ではありませんが、複数人の英知を結集して原因と結果の関係が見えるようにします。そのために、次のような作業をします。

.ードには個々の問題を動詞で書きます。動詞にすることで、時間の順序が分かりやすくなるからです。

▲ードを見て、原因と結果を矢印(→)でつないでいきます。そのときに、「すると、どうなる?」「それはなぜ?」「それだけか?」などを考えます。

L簑蠅旅渋た泙できてきたなら、因果関係があるか、時間順、共変性、普遍性、整合性をたしかめます。たとえば、「輸入材で価格が低下し、林業が衰退する」と、「針葉樹林が増え、広葉樹林が減る」は矛盾します。林業が衰退すれば、針葉樹の植林は増えないでしょう。また、「山麓周辺で高齢化・過疎化が進む」と、「山麓周辺の住宅街にクマが出没する」も整合性がとりにくいといえます。

       植林・治山・林道工事をする
             ↓
          自然の森や川が減る
              ↓
       食糧が得にくくなる ← 不作年・台風と重なる
             ↓
         生息密度が低下する
              ↓
里山や農地を放置 食糧を求め生息地域を拡大する
    ↓       ↓
 茂みができる → 里の近くで暮らす ← 柿・ゴミ・畑がある
            ↓
          里に出没する


ぬ簑蠅旅渋い鯤絃呂砲靴泙后これによって、因果関係が説明できるかを確認します。

 クマ(ツキノワグマ)が里に出没することが多くなったのはなぜだろう。原因を考えてみた。
 針葉樹の植林、治山工事、林道工事などによって、自然の森や川が減少している。これにより、自然の中で食糧が得にくくなる一方、木の実の不作周期や台風などによる凶作と重なると、クマの生息密度が低下し、クマは食糧を求めて生息地域を拡大する。里には柿やゴミや畑があり食糧がある。また、里山や山麓の農地が放置され荒廃していると、里の周辺に茂みができ、クマが里の近くで暮らすようになる。その結果、クマが里に出没するようになる。

 次回に続く


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