つながり・変化・発展をとらえる
論理はつながる関係です。この関係をとらえることによって、作文や論文を論理的に書くことができます。論理を「時間」で分けると、時間のない関係には、推論と推理、構造、分類があります。時間のある関係には、因果関係、処理手順、そしてこれから説明する「つなぐ思考」があります。
推論と推理は論理学にもとづいています。ここでは、弁証法(弁証法的論理学)をもとに、事物を時間的・空間的なつながりでとらえる思考について説明します。
私たちは自然の一部であり、自然と深くかかわっています。この自然を世界とよぶならば、世界の中ではあらゆるものがつながっています。また、あらゆるものは、発生し変化し消滅する過程にあります。変化していないようでも長い間には少しずつ変化しています。変化をきっかけとして、新しくなり複雑になり高次のものへと発展します。
そこで全体のつながりや変化の過程をとらえる考え方が必要になります。しかし従来の論理学では、変化していく事物(社会、歴史など)をとらえにくいので、ある現象を他の現象とのつながりにおいて変化・発展のうちにあるものとして理解する思考法が考えられました。この思考法を弁証法または弁証法的論理学といいます。
たとえばクワガタは、卵から幼虫になり、サナギになり成虫になります。湿原は、やがて草原になり、森林へと移行します。幼年期の山が侵食され、壮年期の険しい地形となり、老年期の高原へと変化します。
次回に続く
推論と推理は論理学にもとづいています。ここでは、弁証法(弁証法的論理学)をもとに、事物を時間的・空間的なつながりでとらえる思考について説明します。
私たちは自然の一部であり、自然と深くかかわっています。この自然を世界とよぶならば、世界の中ではあらゆるものがつながっています。また、あらゆるものは、発生し変化し消滅する過程にあります。変化していないようでも長い間には少しずつ変化しています。変化をきっかけとして、新しくなり複雑になり高次のものへと発展します。
そこで全体のつながりや変化の過程をとらえる考え方が必要になります。しかし従来の論理学では、変化していく事物(社会、歴史など)をとらえにくいので、ある現象を他の現象とのつながりにおいて変化・発展のうちにあるものとして理解する思考法が考えられました。この思考法を弁証法または弁証法的論理学といいます。
たとえばクワガタは、卵から幼虫になり、サナギになり成虫になります。湿原は、やがて草原になり、森林へと移行します。幼年期の山が侵食され、壮年期の険しい地形となり、老年期の高原へと変化します。
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