中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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三つの法則

 弁証法における量質転化の法則、矛盾に関する法則、否定の否定の法則について説明します。

1. 量質転化の法則
 事物は、ある限度をこえて量が変わると質が変わります。たとえば、温度が上がると氷は水になり、さらに温度が上がると水は水蒸気になります。時を経て、老朽物が壊れます。周波数が高くなると、音が聞こえなくなります。文字のドット数を減らしていくと、文字でなくなります。

2. 矛盾に関する法則
 事物には「矛盾」があり、互いに対立している反面、互いに関係しあっています。推論における矛盾とは異なり、対立する一方が互いに他方の前提となってつながっている状態を「矛盾」といいます。たとえば、硬貨の表と裏は対立していますが、表裏一体です。事物は持続しながら変化します。生物は、細胞の発生と消滅が同時進行しています。映画・小説の主人公である他人に、自分を同一視します。旅の終わりは、新しい旅の始まりでもあります。

3. 否定の否定の法則
 事物は、「否定」が続くことによって変化し発展します。「否定」は推論における打ち消しではなく、次の段階へと状態が変化し発展するきっかけとなる積極的な働きです。「否定の否定」は、古いものに戻るのではなく、より高い段階への螺旋的な発展を意味します。

 成長、社会変化、理論の発展など変動するシステムを「否定の否定」でとらえることができます。たとえば「種→花→種」を考えてみましょう。一つの種が成長し花になり、花はやがて多くの種になります。つまり、種が否定され花になり、その花が否定され種になります。その種はわずかながらも進化し、花となっていきます。

    

 「仮説→理論→仮説」も同様です。仮説が認められると、仮説という状態が否定され理論になります。理論になったあと不都合が見つかれば、その理論は否定され新しい仮説形成へと発展します。


 次回に続く

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