中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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原因・結果・手段・目的の関係 3

 解決する目的レベルを決めたならば、その手段を複数列挙し、手段を評価します。手段の評価には、プロジェクト管理の観点を利用することができます。観点には、品質、スケジュール、費用、作業範囲、組織、伝達、リスク、調達、統合があります。

 たとえば、クマのいる地域に入らざるを得ない場合を想定し、「クマが人を襲わないようにする」を目的としてみましょう。手段案として、.薀献を鳴らして歩く、笛を吹いて歩く、N襪鯡弔蕕靴栃發、づ眇瓢劵┘ス入りのクマスプレーを持ち歩く、という四つを検討することにします。ここでは、品質・費用・リスク・調達の観点で案を評価してみましょう。

 命にかかわるので、品質とリスク(危機)の観点はとくに重要です。ラジオ・笛・鈴は予防手段、クマスプレーは遭遇時の対処手段です。ラジオは、谷間では電波が届かないことがあります。笛は、つねに吹いて歩けません。鈴は、川の音や風の音でクマに聞こえない可能性があります。スプレーは、突然現れたクマに対し、数m以内で使う余裕があるか難しいところです。

目 的 クマが人を襲わないようにする
観点\案 ラジオ スプレー
品 質 ◎ 性能に差あり 唇に密着も 高音がよい 使用期限あり
費 用 1万円前後 数百円 千円前後 1万円前後
リスク ◎ 電波届かず 常に吹けず 川・風で消音 数m以内で使う
調 達 電気店 スポーツ店 登山・釣り店 登山・釣り店

 最善の手段を選択できない場合は、複数の手段で補完しあいましょう。一般に、問題解決においては、複数の案を評価し、最もよい案を選定する方法がとられます。しかし、どの案も目的を完全に満たせない場合は、それぞれの良さに着目します。つまりこの問題では、四つの案の総体が解決手段となりえます。

     


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