中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
<< November 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 課題を分析して作文する 1 | 最新へ | 漢字についての意識 >>

課題を分析して作文する 2

 作文する条件が整理されていると、書きやすいものです。また今回の問題では、円グラフの詳細が棒グラフで示されています。つまり、「夢がある→夢を実現するための準備をする」という関連に着目しましょう。

問題
 次のグラフは、青少年を対象に将来の夢について調査をした結果のうち、十五歳から十七歳までの男女が回答したものの一部を示している。グラフAは、「夢の有無」について示しており、グラフBは、グラフAで「ある」と答えている人が、「夢を実現するための準備」としてどのようなことをしているかについて示している。二つのグラフを見て、夢の実現についてのあなたの考えを条件に従ってを書きなさい。 (徳島県 2006年)
条件
・題名などは書かないで、本文を一行目から書き始めること。
・二段構成とし、前の段落では、二つのグラフを見て思ったことを書き、後の段落では、それを踏まえて夢の実現についての自分の考えを書くこと。
・全体が筋の通った文章になるようにすること。
・漢字を適切に使い、原稿用紙の正しい使い方に従って、十行〜十三行の範囲におさめること(二十字詰×十三行)

 

 作文の構成・配置・表現について、要求されていることを確認してみましょう。構成では分野・主題、論理を、配置では頭括型・尾括型などを、表現では段落・字数・用紙などを確認します。

 要求されていること
 1.構成
  分野:青少年のアンケート調査
  主題:夢の実現
  論理:調査結果からの解釈と結論(考えたこと)
 2.配置
  尾括型:結果→解釈・結論
 3.表現
  段落:二段 
  字数:20字×(10行〜13行)
  用紙:指定

 それでは、グラフから結果を読み取りましょう。敬語のグラフでは項目の比較(類似と差異をとらえること)をしました。今回は、似ているものを集め、違うものと区別する分類で考えてみましょう。分類は基準をもとにグループに分けることです。

調査結果
 円グラフの分類基準は「夢の有無」です。したがって、夢のあるグループ9割(86.6%)と、そうでないグループ1割に分けることができます。
 棒グラフの分類基準は「夢を実現するための準備の有無」です。よって、準備しているグループ8割(81.8%)と、準備していないグループ2割(18.2%)になります。複数回答なので合計は109.4% です。そこで、81.8=100−18.2 で計算しています。

結果の解釈
 15歳から17歳の9割に夢があり、9割のうち8割が夢を実現する準備をしていることがわかります。つまり、7割(0.9×0.8)の人が夢の実現に向けて行動していることになります。たとえば、勉強、資格取得、練習・トレーニングなどです。

結論
 7割のグループに自分が入るかどうかで結論がちがいます。たとえば、準備している人は「もっとがんばろう」、そうでない人は「これではいけない」、といったことを書くことができます。作文例を示します。

   15歳から17歳の7割が、自分の夢を実
  現させようと行動している。夢のある人は9
  割(グラフA)、その夢を実現する準備をし
  ている人は8割となっている(グラフB)。
   私にも夢がある。英語が話せるようになっ
  て、外国の山を歩いたり、川でマスを釣った
  りしてみたい。そのために毎週教会に通い、
  英会話を学んでいる。山小屋で夕日を見なが
  ら、山歩きや釣りのことを外国人と話してい
  る自分が浮かぶ。意志あるところに道あり、
  という。夢をいつか実現させたい。



- | 中学からの作文・論文 ホーム | comments(0) | - | permalink

この記事に対するコメント

コメントする









中学からの作文・論文 プロセス
関連学習  コメント  メルマガ