中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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字数不足への対処

 作文・小論文を原稿用紙に書いていて、字数が足りなくなることはありませんか。消して書き直すことができない場合、どうすればよいでしょう。そのためには、追加可能な頭括型の構成にしておくことです。

 つぎの文章は頭括型で書かれています。そして300字に足りません。追加方法として、双括型にして結論を追加するか、例を書き加える方法があります。

問題.300字から320字で書きなさい〔1〕。
 123456789123456789
 植物は性格が正反対の二つの部分に分れる。
光を求めてやまない茎と、闇がほしい根とで
ある。茎は太陽の光をあびるために、自力で
立ち上がれない時には、巻きひげ、かすがい、
かぎ、登はん根といった、登るためのあらゆ
る道具の助けをかりる。しゃにむにとなりの
茎に身を寄せかけて、らせんにからんでいく。
必要とあれば、相手を腕のなかでしめあげて
しまう。根の方は、暗闇でしか生きない。ど
うしても地中の闇が必要だ。そこに達するた
めには、何ものにもたじろがない。腐食土が
なければ、粘土にでも凝灰岩の中にでももぐ
りこむ。傷を負う危険をおかして石の間に忍
び入り、岩のさけ目にすべりこむ。

1.双括型にする
 「植物は性格が正反対の二つの部分に分れる。」が結論です。そこで、結論の表現を少し変え、「このように、直物は茎と根の正反対の部分からなる。」を文末に追加することができます。

 123456789123456789
 植物は性格が正反対の二つの部分に分れる。
光を求めてやまない茎と、闇がほしい根とで
ある。茎は太陽の光をあびるために、自力で
立ち上がれない時には、巻きひげ、かすがい、
かぎ、登はん根といった、登るためのあらゆ
る道具の助けをかりる。しゃにむにとなりの
茎に身を寄せかけて、らせんにからんでいく。
必要とあれば、相手を腕のなかでしめあげて
しまう。根の方は、暗闇でしか生きない。ど
うしても地中の闇が必要だ。そこに達するた
めには、何ものにもたじろがない。腐食土が
なければ、粘土にでも凝灰岩の中にでももぐ
りこむ。傷を負う危険をおかして石の間に忍
び入り、岩のさけ目にすべりこむ。このよう
に、植物は茎と根の正反対の部分からなる。

2.例を追加する
 茎と根の様子が例示されています。文末に追加するので、根について文を作ってみましょう。たとえば、「根は、地中にある水や養分を求めて伸びようとする。」を追加することができます。

 123456789123456789
 植物は性格が正反対の二つの部分に分れる。
光を求めてやまない茎と、闇がほしい根とで
ある。茎は太陽の光をあびるために、自力で
立ち上がれない時には、巻きひげ、かすがい、
かぎ、登はん根といった、登るためのあらゆ
る道具の助けをかりる。しゃにむにとなりの
茎に身を寄せかけて、らせんにからんでいく。
必要とあれば、相手を腕のなかでしめあげて
しまう。根の方は、暗闇でしか生きない。ど
うしても地中の闇が必要だ。そこに達するた
めには、何ものにもたじろがない。腐食土が
なければ、粘土にでも凝灰岩の中にでももぐ
りこむ。傷を負う危険をおかして石の間に忍
び入り、岩のさけ目にすべりこむ。根は、地
中にある水や養分を求めて伸びようとする。

3.例を追加し、双括型にする
 例または結論の追加でも足りない場合は、例と結論を追加しましょう。


参考文献
〔1〕ファーブル:ファーブル植物記、平凡社


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